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関東在住福岡人のまったり投資日記

関東在住の三十路福岡人が海外ETF、インデックスファンド等の投資について語ります
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Top Page > オススメ本 > 投資関連本 > 低PER、低PBR、高配当は裏切らない?ジム・カレン著「長期的バリュー投資の基本と原則」
投資関連本

低PER、低PBR、高配当は裏切らない?ジム・カレン著「長期的バリュー投資の基本と原則」

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去年も「バリュー投資達人への道」など、バリュー投資関連の本をぼちぼち読んでいました。

その状況下で帰省時に9冊本を持って帰って、内3冊投資関連なんですが全部バリュー投資に分類されるものでした。

まだそこまでバリューの時代だとイナゴが群がってないので悪くない時期かなと思いますし、色々と考えを読んでおこうかなと。

今年の読んだ本の中ら紹介の一冊目はどうしようかと思いましたが、ジム・カレンの「長期的バリュー投資の基本と原則」にしました。
著者のジム・カレンはシェーファー・カレン・キャピタル・マネジメント会長兼CEOで、1965年メリルリンチでキャリアをスタートさせて以来60年にわたって投資事業に従事した人物です。

そんなジム・カレンは「低PER、低PBR、高配当は裏切らない」と説くのですが、本の中のデータを見てるとなるほどなと思うところや、意外なものが多くありました。

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5年スパンで見ることの重要性


この本はかなりの章に分割されていて1章毎の分量は小さいものがあるのですけど、2章のバリューの規律のデータは非常に貴重なものでした。

しかもデータが1968年~2020年とかなり最新までの長期のデータが載ってます。

興味深かったのは、S&P500、PER下位20%、PBR下位20%、利回り上位20%の4区分でパフォーマンスを比較したもの(順位は年末の株価から算定)。

年平均で並べるとS&P500が10.3%、PER下位20%が14.6%、PBR下位20%が13.9%、利回り上位20%が12.4%とPER、PBR、利回りの戦略は有効だったということが示されてます。

ただし、年によっての傾向はまちまちで年間マイナスだった年にS&P500より3つの戦略とった方がマイナスの年も散見されました。

これに対して5年単位で見るとボラティリティが大幅に低減するデータが示されてました。
the-case-for-long-term-value-investing_2015.jpg
直近のものを抽出していますが、思ったよりもバリュー株がグロース株に負けてないという印象ですね。

なお、グロース株(高PER)が優勢の場合、バブルだったということが書かれているので、このデータ移行どうなるかは考えておいた方がいいのかもしれません。

ちなみにS&P500から低PERなどを抽出したパフォーマンスのデータが多いのですが、以下のように5年冴えなかった銘柄の次の5年はパフォーマンスがいいというのは面白かったですね。
the-case-for-long-term-value-investing.jpg
ただ、このデータ気になったのは、これだとS&P500から外された銘柄の扱いどうするんだろ?というのがあるの迷いどころですが。

加えてコカ・コーラやマクドナルドあたりはいいと思いますが、IBMとかインテルみたいにハイテク株からダウの犬常連になるような企業だとどうなるんかなという気がしました。

ともあれ興味深いデータが多かったので、面白いなと思ったデータは追って紹介していければと考えています。
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