ビル・ゲイツ「パンデミックなき未来へ 僕たちにできること」に書かれていた、資金援助と研究で優先すべき医療関連の6つの分野
ビル・ゲイツの「パンデミックなき未来へ 僕たちにできること」を読みました。
書いてあることは全うなのですが、ワクチンの新興国への供給云々に関しては、流石に最初に開発した企業の国優先とかになるのは仕方ないと思いますし、人の行き来とかの問題とかを考えるとどうなのか?と思う面もありました。
まぁ、陰謀論者やカルト的な反ワクチン、ノーマスクに絡まれそうな内容なのでこういう考えにもなるのかもしれませんけど。
前作でも地球のために週1,2回代替肉を食べるというのを書いてたりとちょっと考え方に偏りがあるような気がしますが。
資金援助と研究で優先すべき医療関連の6つの分野
6章で資金援助と研究で優先すべき医療関連の6つの分野が上げられてました。
- mRNAワクチンによって複数の病原体をターゲットにする汎用ワクチン
- 毎年接種しなくても予防効果が生涯続く。
- 完全保護を提供できるワクチン
- クーラーボックスが不要な配送の分野
- ワクチンの錠剤や鼻腔要スプレーで吸入可能、極微針のパッチ
- 生産設備の拡大
これらの開発の競争は続いていくでしょうから、それを考えるとヘルスケア関連のベンチャーも含めてブレイクスルーや成長の余地を感じました。
とくに地元で小学校や中学校の学級閉鎖の情報が出てるの見てみたら、今年はコロナだけじゃなくインフルエンザもぼちぼち出始めてるのみると両方効くなら仮に熱でたり筋肉痛になっても打つ価値はあると思うんですよね。
それと同時に1回で完了したり、完全保護というのも欲しいなと。
一回で完了に関しては、達成可能な中期目標となってるらしいです。
あと簡易投与に関しては急速に前進しているそうですが、市場に出す準備を整えるのにはまだ時間がかかるとのこと。
ただ、これは実体験的に年末に顔に発疹が出たので皮膚科に行ったとき、顔につけるのは薬ではなく、パッチ(湿布)的なものになったんですね。
どうしても塗り薬だと汗かくととかありますし、長時間効果持続できるという意味でこういうのが広がるんじゃないかなと。
同時にワクチンとかもパッチとかになっていくんだろうなとこの本を読んでいて思いました。
ワクチン関連でこれだけあるんですから、高齢化が世界的に進みそうな現状、ヘルスケアセクター重視で投資をしておいて損はなさそうだと実感しました。


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