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米国株

ジム・カレン「長期的バリュー投資の基本と原則」によると、小型バリュー株はダウンサイドリスクを低減する一助となる

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「長期的バリュー投資の基本と原則」は、S&P500組入れのPER下位20%、PBR下位20%、利回り上位20%はパフォーマンスがいいと書いてありました。

一応それがメインではあるのですが、後半の章では小型株や米国外株のデータも記載されていました。

とくに気になったのは小型株に関するデータで、23章の小型株バリューということでまとめられてましたが、対象のETFはなさそうだけど興味深いデータと理由だなと。

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小型バリュー株はダウンサイドリスクを低減する一助となる


PERや配当などのデータ同様S&P500の中で規模が下位20%をピックアップしたデータが以下になります。
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小型株効果が顕著に表れていて、S&P500の年複利リターンは10.1%だったのに対して、時加総額が下位20%の銘柄のリターンは14.6%でした。

丸印がついてる箇所のように小型株は急激な下落時には市場よりも大きく下落することもある傾向にあるが、回復期にははるかに良いパフォーマンスを上げる傾向であることがわかります。

あとは2000年から2001年などはS&P500が9.1%、11.9%とマイナスだったときに、8.6%、20.3%プラスと異なる動きをしているのも東京的です。

で、小型株というと小型グロース株が思い浮かぶけど、過去の記録は正反対の結果で、小型バリュー株の方がいいという結果でした(ここだけなぜかこの研究は更新されていないと書かれていて、2005年までのデータなのが気になるところですが)。
THE-CASE-FOR-LONG-TERM-VALUE-INVESTING-20230214.jpg
小型バリュー株がなんでここまでいいのかということで以下の理由が挙げられていたのですが、いくつかまとめますと買収が大きいとのこと。

  • ほとんどの買収劇は小型グロース株では無く小型バリュー株のユニバースで発生する。
  • ほとんどの企業が自らの事業を継続的に成長させようとしているが、その方法は自律的な成長と買収。
  • 銀行業界は絶えず経営統合が行われているが、中規模の銀行は競争力のためにより小さな銀行を買収している。
  • 広告業界でも2020年に最大規模の企業の1つが国際展開を拡大するために、世界中で小さな広告代理店を60社買収した。

小型株はわたしも積立投資していますが、小型バリュー株は値動きの激しさを抑える面はあるので、長期投資という意味ではありかなと思ってます。

ただ、データ的にS&P500を構成する企業で規模が小さい小型株という制約はバリュー株と同じようにETFやファンドはなさそうな印象。

バンガードなどのETFでどうかというのは後日調べてみようかなと考えています。
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