レイ・ダリオが経営権を手放した世界最大のヘッジファンド、S&P500ETF(IVV)と金融関連を買増し
4半期に1度のアメリカの著名ヘッジファンドが証券当局へ提出した資料が公表されました。
個人的に確認しているのは、海外ETF中心に投資するレイ・ダリオ創業・世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツです。
海外ETFが中心のポートフォリオで、リスクを考慮したポートフォリオですので、インデックス投資をする人でも参考になる面は多いかと思います。
9月時点のポートフォリオではペプシやジョンソン&ジョンソンなんかを買ってる状況でしたが、3ヶ月経過してどう変わったのか?
ちなみに10月に創業者のレイ・ダリオは経営権を手放しています。
そんな経営権手放した後の昨年12月末時点のポートフォリオを確認してみました。
ブリッジウォーター・アソシエーツのポートフォリオ組み入れ上位変遷(2022年12月編)
著名な投資家のポートフォリオを確認できるウェブサイトiBillionairが2020年の1月でサービス終了したため、コチラで確認してましたが、今日の朝まで更新なし。
ということで別のサイトで見つけた値を参考にしました。
9月の時点ではペプシやジョンソン&ジョンソンなんかを買ってました。

では、12月でどうなったかというとトップはP&Gに変わってS&P500ETFのIVVがトップ。

組入れ上位だとIVVは買い足してるのが顕著で、コストコやジョンソン&ジョンソンは売却比率が高くなってました。

買い足してるのはJPモルガン、バンクオブアメリカ、シティ、バークシャーと金融関連が多いですね。

セクター別でも金融セクターの比率が上がりました。
S&P500の比率はまたまた下がる
S&P500と新興国株のETFでポートフォリオの7~8割を占めていた期間が長かったわけですが、この比率は低下して15%切るレベルになっていました。


S&P500、新興国株式ともに3ヶ月前からやや増加。
EEMは完全売却してないようですが、変わらず0.1%でした。
債券ETFや金ETFを買い足しているのか確認しましたが買い足してる訳でもなさそう。
個別株の割合増えたり、債券や金のETFの比率が上がらないのは創業者のレイ・ダリオが経営権手放した影響なのかどうかが気になるところではあります。
ともあれこれから創業者がいなくなったどうなるのか今後もウオッチしていきたいと思います。


フォローする Follow @garboflash
更新情報を受け取る

- 関連記事
-
- 実際のところ小型バリュー株ってどうよと思ったので、1977年からのデータを調べてみたがS&P500に対しても圧倒的
- ジョージ・ソロスのソロス・ファンドは社債ETF(LQD)だけでなくQQQやハイイールド債も大量購入
- レイ・ダリオが経営権を手放した世界最大のヘッジファンド、S&P500ETF(IVV)と金融関連を買増し
- 2023/2/9時点での世界各国のPER、PBRをiシェアーズのETFを使ってまとめてみました
- 去年は好調だった米国株配当系株式ETF(DVY,VIG,VYM,HDV,SPYD)の分配金変遷まとめ 2023年度版