コロナショックの底から3年経過したが、過去3年の米国株で一番パフォーマンスがいいのは小型株
ただ、年明けから空気も変わり始めて感じもありますけど。
というわけで区切りのいい3年でパフィーマンスはどうだったのか?バリュー、グロースなどの区分で調べてみました。
小型株のパフォーマンスがよく、モメンタムがワースト
バリュー、グロースなどのスマートベータ関連で見るとどうなるのか?
以下のETFの過去3年のパフォーマンスを調べてみました。
クオリティ:iShares MSCI USA Quality Factor ETF (ティッカー:QUAL)
サイズ:iShares MSCI USA Size Factor ETF (ティッカー:SIZE)
モメンタム:iShares MSCI USA Momentum Factor ETF (ティッカー:MTUM)
低ボラティリティ:iShares MSCI USA Minimum Volatility ETF (ティッカー:USMV)
バンガード・米国増配株式ETF(ティッカー:VIG)
バンガード・米国高配当株式ETF (ティッカー:VYM)
バンガード・スモールキャップETF(ティッカー:VB)
バンガード・米国バリューETF(ティッカー:VTV)
バンガード・米国グロースETF(ティッカー:VUG)
ゴールドマン・サックス・アクティブベータ米国大型株ETF(ティッカー:GSLC)
過去3年いずれもパフォーマンスはS&P500と余り差はないのですが、サイズファクターと小型株がワンツー。

2018年頃から小型株が冴えませんでしたが、小型株のターンが来ていると言えます。
当初好調だったグロース株は過去3年でもS&P500を下回ってしまいました。
ちなみにワーストは緑のモメンタムMTUM。
この間ポートフォリオをダイナミックに入れ替えたりしましたが、それが上手くいってません。
値動きを見てみると、2022年からの失速がオレンジのグロース株共々顕著。

一方、小型株はずっと好調が続いています。
直近1年はいずれもマイナス
では、直近1年(2022年3月~2023年3月)の期間で見ると全部マイナス。

ここでもモメンタムがマイナスで、オレンジのグロース株も冴えません。
一方、株価が下がった分値動きの激しい小型株も結構なマイナスで、バリュー株や高配当株のパフォーマンスがS&P500より上という状況になっています。
割とディフェンシブ寄りのETFのパフォーマンスがマシな状況ですが、果たして今後景気後退となった場合にどうなるか。
雨が降るかわからない曇り空な相場が上半期は続くかなぁという印象を個人的に強めています。


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