コロナショックから3年で、パフォーマンストップの米国株のセクターはエネルギー。ではワーストは?
コロナショックから1年経過して2年前の時点では、グロース株の好調さが続いていました。
5年以上の不調に耐えてエネルギーセクターに投資し続けた人が報われる展開になりました。
では、コロナショックから3年経過しましたが、過去3年で見るとセクター別パフォーマンスはどうなるのか調べてみました。
過去3年の米国株セクター別パフォーマンス
まずは以下の11本のSPDRの米国株セクターETFの過去3年のパフォーマンスを確認してみました。
一般消費財セレクトセクター SPDR ファンド(ティッカー:XLY)
コミュニケーション・サービス・セレクト・セクターSPDR ファンド(ティッカー:XLC)
テクノロジーセレクト セクター SPDR ファンド(ティッカー:XLK)
資本財セレクトセクター SPDR ファンド(ティッカー:XLI)
素材セレクトセクター SPDR ファンド(ティッカー:XLB)
エネルギー セレクトセクター SPDR ファンド(ティッカー:XLE)
生活必需品セレクトセクター SPDR ファンド(ティッカー:XLP)
ヘルスケア セレクトセクター SPDR ファンド(ティッカー:XLV)
公益事業セレクトセクター SPDR ファンド(ティッカー:XLU)
金融セレクト セクターSPDR ファンド(ティッカー:XLF)
不動産セレクト・セクターSPDR ファンド(ティッカー:XLRE)
以下が過去3年のパフォーマンスですが、黒のエネルギーセクターが圧倒的。

それ以外だと、テクノロジー、資本財、素材がプラス100%を超えています。
一方、ワーストはコミュニケーションサービスセクター。
結果的にセクターの再編でメタ(フェイスブック)とGoogleが入ってきたのが、テクノロジーセクターとの差になってるのが如実に表れてるかと。
あとコロナの影響で不動産セクターもあまりパフォーマンスがよろしくないという印象です。
ちなみに過去3年の値動きを見ると、青のコミュニケーションサービスセクターが過去1年で大失速しているのと、エネルギーセクターが暴騰しているのがよくわかります。

過去1年で見てみると
では、過去1年で見るとどうかというと、エネルギーセクターがトップなのは変わらず。

生活必需品セクターもプラスで、ディフェンシブセクターが強い相場。
一方、一般消費財、コミュニケーションサービス、金融、不動産は冴えない状況です。
なんか過去1年の傾向を見ますと景気後退っぽいときのパフォーマンスな気がしてきます。
ともあれエネルギーセクターも圧倒的というわけではなくなりつつありますから、今後この傾向は変わってくるのかウオッチしていきたいです。


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