レイ・ダリオが経営権を手放した世界最大のヘッジファンド、IEMGやビザ、メタ、マイクロソフトを買増し
4半期に1度のアメリカの著名ヘッジファンドが証券当局へ提出した資料が公表されました。
個人的に確認しているのは、海外ETF中心に投資するレイ・ダリオ創業・世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツです。
海外ETFが中心のポートフォリオで、リスクを考慮したポートフォリオですので、インデックス投資をする人でも参考になる面は多いかと思います。
12月時点のポートフォリオではS&P500 ETF(IVV)を買ってる状況でしたが、3ヶ月経過してどう変わったのか?
ちなみに10月に創業者のレイ・ダリオは経営権を手放しています。
そんな経営権手放した後の今年3月末時点のポートフォリオを確認してみました。
ブリッジウォーター・アソシエーツのポートフォリオ組み入れ上位変遷(2023年3月編)
著名な投資家のポートフォリオを確認できるウェブサイトiBillionairが2020年の1月でサービス終了したため、コチラで確認してましたが、今日の朝まで更新なし。
ということで別のサイトで見つけた値を参考にしました。
12月の時点ではIVVの買いが目立ってました。

では、3月でどうなったかというとIEMGを買増しして組入れトップに。

組入れ上位で目立つのはビザ、マイクロソフト、メタ、Googleなどを買い足しています。

売却はバークシャーと銀行株が目立っています。
それにしてもIEMGを買い足して、VWOは減らしているのでそこまで新興国株に強気でもなさそうに見えます。
セクター別の比率を見ますと、銀行株売却の影響で金融セクターが12月から減ってるのが顕著にわかる結果でした。

S&P500の比率はまたまた下がる
S&P500と新興国株のETFでポートフォリオの7~8割を占めていた期間が長かったわけですが、この比率は低下して15%切るレベルになっていました。


S&P500、新興国株式ともに微増。直近4回続けて微増傾向で、以前と同じように回帰していくのでしょうかね。
なおEEMは比率が小さく見つけられずじまいなので0%で集計しています。
金や債券ETFも買い増しているわけでもなく、今回の特徴としてはGAFAM関連買ってるのが目を引きました。
ハイテク株回復の予兆を感じ取ってるのか気になるところですが。
ともあれ引き続きウオッチしていこうと思います。


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