成長株をどう見極めるのか?小泉秀希著「株の投資大全」
ダイヤモンドで記事になっていて気になったので、小泉秀希著「株の投資大全」を買って読みました。
この本に関しては、個別株の初級者を対象に、株式投資で着実に利益を上げるために必要な必須知識とセオリー、ノウハウを網羅した入門書で、わざわざ投資信託ひふみシリーズのファンド運用を担うレオス・キャピタルワークスのメンバーが監修したものです。
個人的に読んでいてこれはという面白そうな考えも載っていて、初心者向けとしてはオススメできる一冊かなと。
国内株式に投資するための教科書
具体的には以下の項目に関して事例と図を示しながら解説しています。
- これからの注目分野14
- 会社四季報の活用方法
- 定性分析の方法
- 財務諸表の読み方
- PERの使い方
- 業績トレンドの変化
- 配当狙いの投資
- 経済サイクルについて
章の間にはひふみ投信の運用責任者の人たちのインタビューが載っています。
ですので取り上げられた銘柄もひふみ投信が運用報告書で取り上げてそうな企業が多い印象でした。
これからの注目分野14ということで1章でピックアップしていましたが、リユース・リサイクルと介護・福祉・医療に上がっている企業は知らない企業もあり興味深かったですね。
財務諸表の読み方もなるほどなぁと思うところがありました。
一方、四季報に関しては書いてあることはその通りだけど、全部読む時間がないというのをどう解決するのかはあるかなと思いました。
配当可能年数の計算方法が書かれてましたが、事例は三井物産でした。
この辺はバフェットが商社株買ったときに同じような計算をしているのでしょう。
後、景気関連の指標値の使い方も書いてあるのでそこをどう見るかを考えておくと、経済のニュースに興味を持つきっかけになると思うので、オススメできるかなと思いました。
ともあれ分厚い本ですが、日本株に投資する上で参考になる一冊だと考えます。


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