米国小型株と米国外小型株の過去のパフォーマンスを調べるとITバブルから10年が大きな転機になっていた
SBIアセットマネジメントからSBI・Vシリーズで米国小型株(VB)と米国外小型株(VSS)のファンドが来月設定と発表がありました。
個人的に長年EXE-iのグローバル小型株に長年投資してきましたが、2本投資する必要があるけど乗り換えてもいいかなと考えています。
で、2本に分けて投資する必要があるわけで、その最適化比率とかどうしようかなと。
また、米国株に関しては小型株優位のデータがありますけど、米国外小型株はどうなのか?という点も気になっています。
いい機会ですのでこのタイミングで過去のパフォーマンスを調べてたのですが、ITバブル後の小型株の好調さが大きな差につながっているなと。
米国小型株、米国外小型株ともにITバブル後~リーマンショック前で貯金を稼いでいる
というわけでまずは米国株のデータをPortfolio Visualizerで調べました。

1976年途中からのデータですが、小型株の方がよかったという結果は顕著。
ただし、開始時からのパフォーマンス見ると、ITバブルの頃にはS&P500と差がない状況になったんですよね。

ところがその後の2000年代10年のパフォーマンスは、小型株が2007年除いてS&P500を上回ってます。
これが結果的に現在まで続いてる感じです。
ただ、直近5年は小型株がS&P500に負けてる年は増えてる傾向があるのは留意しておきたいところです。

では、米国外株ではどうかというと、1994年からのおよそ29年のパフォーマンス。
こちらも小型株が優位な結果。

S&P500に負けていますが、米国外株の指数を小型株が上回ってます。

ただし、こちらもITバブル~2000年代に小型株がパフォーマンスがいい時期が続いてる傾向がみられます。
そして直近6年は小型株が負けている年が多い。

ひふみ投信が冴えなくなった2018年からの傾向に合致しているのでだいたいこんな感じかなと思いますね。
で、小型株不調な機関と好調な期間は米国外、米国ともにあるかなという傾向は見て取れます。
これを考えると一部小型株に投資は悪くない戦略じゃないかと個人的には考えているので、引き続き実行していこうと思います。


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