日本株でダウの犬戦略をやるならば、ダウ同様銘柄数絞った指数で行う必要がある
ダウの犬というNYダウ構成30銘柄の内、配当利回り上位10社を1年保有して、翌年また上位10社を選んで投資を繰り返す投資方法があります。
日本株でもダウの投資戦略適用可能というのが「株の投資大全」に書かれてました。
結論として効果はあるけど、銘柄数はやはりダウ同様30銘柄以下に絞る必要があるという結果でした。
日本株でダウの犬戦略をやるならば、TOPIXコア指数30銘柄で行う必要がある
NYダウに採用されている30銘柄で配当利回りの高い上位10銘柄にだいたい均等に投資して、1年ごとに新たなランキング上位10銘柄に銘柄入替えを行うのが、ダウの犬戦略でした。
では、日本株でやるとすれば、NYダウ相当なのはTOPIXコア30になるんですね。
TOPIXコア30は日本を代表する大企業30社から構成されています。
2022年10月末では、任天堂やソニー、セブン&アイなどが入ってますが、一覧で見るとファーストリテイリングや日産あたりは入ってません。
2007年を100%として、配当込みで資産がどうなったかを見たのが以下の通り。

日本版ダウの犬戦略(10銘柄)、ダウの犬以外の20銘柄、TOPIX、日本版ダウの犬戦略(5銘柄)の4つです。
これを見るとダウの犬以外の20銘柄はTOPIXを下回っているのに対して、ダウの犬戦略はTOPIXを大きく上回っています。
10銘柄よりも5銘柄の方がパフォーマンスがいいという結果でした。
一応2022年10月とかのデータだと、TOPIXコア30銘柄の配当利回り3%以上は13銘柄あるそうなので、割とアメリカに違い条件でできてるので同じような結果となってるのかもしれません。
ただし、5銘柄半の場合銀行株に偏るケースがあり、実際2022年の10月時点では三井住友、みずほ、三菱UFJが上位5社中3社を占めました。
それを考えると、セクター分散や配当性向、配当可能年数も考慮した方がいいと書かれているのは納得でした。
なかなか面白い傾向でしたので、来年からは調べてみようと考えています。


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