「JUST KEEP BUYING」によると、昇給した場合に収入アップ分を50%目安で貯金に回すべき
政府も積極的に賃金アップを10年近くいってるのと、インフレが進んだ影響で今年は昇給額が大きいという人もそれなりにいるかと思います。
で、昇級した場合に増えた分のお金何使うというのは大きなテーマだと思います。
個人的に自己研鑽でさらに収入上げるもよし、子育てに使うもよし、生活レベルを上げてもよしと考えます。
では、一部は貯金に回したいよねといった場合、どれくらい回すのがよいのか?
ニック・マジューリの「JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則」の第1章貯蓄力アップ篇にその調査結果が載っていました。
JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則
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ニック・マジューリ/児島 修 ダイヤモンド社 2023年06月29日
現在の貯蓄率が低い人ほど、現行のリタイア経過鵜を維持しながら、収入アップに合わせて生活レベルを上げやすい?
リタイアに必要な資金を年間支出の25倍、毎年3%昇給、投資利回り年4%(インフレ調整後)と仮定した場合の、現在の貯蓄率と昇給アップ分の貯蓄すべき割合をまとめたのが以下の通り。

例えば、貯蓄率が10%ならば、目標期限でリタイアするには収入アップ分の36%を貯蓄する必要があるんですね。
4分の1貯金法の貯蓄率25%だと、昇給分は53%貯蓄という感じになります。
この傾向としては貯蓄率が低い人は同レベルの収入の人に対してもともとの支出の割合が多く、リタイア計画を維持しながら収入アップに合わせて生活のレベルを上げやすいということがあげられます。
一時期水筒デートで70%以上の貯蓄率を誇ってた方がいらっしゃいますが、そういう人たちはほぼ100%昇給分貯蓄ということになるのでしょう。
まぁ、30代でリタイアとかならばそれくらい切り詰めるかよっぽど稼ぐか(例:スポーツ選手)しないと無理ということですが。
もちろん細かく適切な貯蓄率を導くには複雑な計算式が必要になるとも書かれてありますが。
で、10~25%貯蓄する人は収入アップのうち50%を貯蓄できれば、ほぼ計画通りにリタイアできることを上記の図は示しています。
このことから昇給額の50%を貯金するルールはシンプルで実行しやすいと著者は勧めてました。
加えて、半分自分のため、半分貯蓄のためという意味で2倍ルールというのも提唱されています。
生活必需品以外の贅沢と感じるものを購入したら、それと同額インデックスファンドなどの投資資産に同額投資するというルールです。
これは割と受け入れやすいですしなかなかよくできた仕組みだと思いました。
もちろん昇給分の使い方は人それぞれではありますが、セミリタイアなりFIREを目指すのであれば、まずは2倍ルールというものを意識するのも悪くないかと。
ちなみに著者のニック・マジューリはFIRE薦めてないのですが、データは適切なものが提示されていると感じました。
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