レイ・ダリオが経営権を手放した世界最大のヘッジファンド、金ETFを売って、IVVと中国株ETFを買増し
4半期に1度のアメリカの著名ヘッジファンドが証券当局へ提出した資料が公表されました。
個人的に確認しているのは、海外ETF中心に投資するレイ・ダリオ創業・世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツです。
海外ETFが中心のポートフォリオで、リスクを考慮したポートフォリオですので、インデックス投資をする人でも参考になる面は多いかと思います。
3月時点のポートフォリオでは新興国株式やハイテク株を買ってる状況でしたが、3ヶ月経過してどう変わったのか?
ちなみに昨年10月に創業者のレイ・ダリオは経営権を手放しています。
そんな経営権手放した後の今年6月末時点のポートフォリオを確認してみました。
ブリッジウォーター・アソシエーツのポートフォリオ組み入れ上位変遷(2023年3月編)
著名な投資家のポートフォリオを確認できるウェブサイトiBillionairが2020年の1月でサービス終了したため、コチラで確認してましたが、今日の朝まで更新なし。
ということで別のサイトで見つけた値を参考にしました。
3月の時点ではIEMGの買いが目立ってました。

では、6月でどうなったかというとIVVを買増しして組入れトップに。

ただ、組入れ2番手のIEMGも買い足してます。
買い足し上位はIVVとメルク、フィリップモリス、そして中国株ETF2本。

一方、売ってるのは金ETF2本とメタ、ホームデポ、マスターカード。
金を重視していた印象ですが、流石に割高と言うことでしょうか。
ちなみにセクター別で見ると金融セクターがやや下がった感じです。

S&P500の比率はやや上昇
S&P500と新興国株のETFでポートフォリオの7~8割を占めていた期間が長かったわけですが、この比率は低下して15%切るレベルになっていました。


S&P500、新興国株式ともに微増。直近5回続けて微増傾向で、以前と同じように回帰していくのでしょうかね。
債券ETFに関しては組入れトップ100銘柄見てると、地味にLQDをゼロから買ったりしているので、ここから債券の比率が上がるかは注目すべき点になるかと思います。
にしても金1割組入れることを創業者が書いてたのに、ここまで売ってるのを見ると方針変わったのかもしれません。
ともあれ引き続きウオッチしていこうと思います。


フォローする Follow @garboflash
更新情報を受け取る

- 関連記事