兜日本株価指数を使用すると、日本株のチャートは140年を超える
日本で株式市場が誕生したのはいつかというと1878年で日清戦争とかよりも前の話になるんですね。
ということは日本株の歴史は150年近くになっているのですが、昭和戦前期までの株価のデータは整備されてなかったんですね。
ところが「今ならつくれる明日の安心 世代別新NISA、iDeCo徹底活用法」によると、明治大学の株価指数研究所がIOウェルス・アドバイザーズと共同で株化指数を昨年公表したそうです。
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竹中正治/岩城みずほ 日経BP 日本経済新聞出版 2023年07月07日
このチャートを眺めておりますと結構意外なこともわかるなと。
日本株144年に及ぶ長期チャート
明治大学の株価指数研究所とIOウェルス・アドバイザーズが共同で公開した株化指数が以下の通り。

兜日本株価指数が(1878年9月~1951年12月)に、証券経済研究所算出の投資収益率(1951年12月~2012年12月)を使用。
これに東京証券取引所算出のTOPIXと配当込みTOPIX(1973年1月~)を可能な限り一貫性を保ちつつ作成したものだそうです。
一応、注意事項として物価上昇は反映していない名目価格になります。
もちろん見てると配当再投資の重要性がよく分かる結果。
加えて戦争終了時の株価は上がってる印象で、そこまで加担していない第一次世界大戦でも、それだけ負担が大きかったということでしょう。
で、1920年頃から終戦の1945年頃まで横倍なのを見ますと、間に関東大震災や戦争、世界恐慌があったとは言え相当厳しい時代であったことがわかりかと。
よく見ると日本のバブル崩壊からも横倍状態からやや下がった状態で30年続いてるわけで、この30年も厳しい時代だったかがわかります。
同時にこのパターンならこの後上がりそうとも思えますが、そうは問屋が卸さないでしょうね。
ともあれ本にも書かれていることですが、リーマンショックの暴落でさえも長い歴史の中ではさざ波に見えるので、プロの投資家ではない人間は日々の騰落で一喜一憂せず大きく構え、自分の資産をじっくり増やして行ければよいというのはその通りかと。
急がず騒がずたんたんと積上げていきたいものです。
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竹中正治/岩城みずほ 日経BP 日本経済新聞出版 2023年07月07日


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