2030年日経平均10万円!?「日本株はどこまで上がるか」
投資関連で目立つには極端なこといって目立つか、予想を当てるかという感じですね。
日本で代表的な例として、前者は1ドル50円おばさんから1ドル500円おじさん、後者はニトリの会長あたりですかね。
で、得てしてネット媒体受けがいいネガティブ報道が目立ちがちですし、アクセス数も伸びるのでしょう。
では、逆に景気にいい話をぶち上げる人はいるかというといると思います。
そんな中、ポール・グルーグマンが「日本株はどこまで上がるか」という本を出していました。
日本株はどこまで上がるか
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ポール・クルーグマン/武者 陵司/熊野 英生/ハーディ 智砂子/栫井 駿介 宝島社 2023年09月08日頃
2030年に日経平均10万円とか表紙に書いてあって、ここまで強気か?と思ったら、強気で有名な武者陵司大先生他4名との共著でした。
それに出版は宝島からですからね。
個人的に日本株にはポジティブですが、2030年10万円は無理じゃねと思います
個人的に日本株はポジティブに感じていて、この本にかかれているように米中対立が1つ。
加えて要はバブルが起きたときの企業は不良債権処理やらが終わってて、他の国と比べて割と健全な企業が生き残ってるという点があります。
とくに日本以外の国は割と政権が180度変わる的なことも起きかねない空気がありますから、その点でも日本は悪くないかと。
それを元に各人の最高値予想は以下の通り。
- ポール・グルーグマン 2023年末までに3万1000~3万5000円
- 武者陵司 2030年までの7年間 10万円
- 熊野英生 2024年末 3万6000円
- ハーディ智砂子 2026年までに 6万4000円
- 栫井駿介 2028年末まで 6万円
まぁ、5人中3人やや上振れ予想というところでしょうか。
ただ、各人ウクライナ侵攻、ChatGPT、半導体、米中対立などが共通のテーマで、流れも同じですが、見通し甘いかなと思う面もあります。
とくに半導体に関しては需要のサイクルもあると思うので、そう簡単に行かないと思います。
ハーディ智砂子氏の日本企業のBtoCからBtoBへの転換、競争から差別化、人事の変革などの分析は外から見た人なだけに割と納得できるものがあるなと思いました。
景気の気は気分の気ともいいますし、こういう景気のいい本もあってもいいんじゃないかと考えます。
果たしてこの本はフラグなのか、未来を予測したものなのか?仮に日経平均6万くらいになったとすれば脚光を浴びるでしょう。
日本株はどこまで上がるか
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ポール・クルーグマン/武者 陵司/熊野 英生/ハーディ 智砂子/栫井 駿介 宝島社 2023年09月08日頃


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