Funds of Year 2014上位入賞のバランス型ファンドを比較してみた
投信ブロガーが選ぶFunds of Year 2014雑感
投信ブロガーが選ぶFunds of Year 2014の雑感でも書きましたが、バランス型ファンドの需要が高まってきているのが、傾向として言えると思います。
投信ブロガーが選ぶFunds of Year 2014
実際に上位20位以内に来ているのは以下のファンドでした。
- 3位 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
- 5位 eMAXIS バランス(8資産均等型)
- 7位 世界経済インデックスファンド
- 20位 野村インデックスF・内外7資産バランス・H型
これらの資産は国内外の株式債券に投資しておりますし、セゾン以外はRIETに関しても投資を行っております。そして、何かしらの均一な資産の配分を基に、投資を行っているファンドです。
この前年から順位を上げて上位に食い込んできている、所謂トレンドのファンドの値動き、資産総額、信託報酬で比較してみました。
値動きは野村が1年ちょっとしか期間が経ってないので、近半年、1年です。
eMAXIS バランス(8資産均等型):緑
世界経済インデックスファンド:赤
野村インデックスF・内外7資産バランス・H型:黄
上から半年、1年です。


半年、1年で見ると為替による差が現れる期間が多少はあるようですが、トータルの成績はそこまで差がないという状況に。12月に新興国株式の下落があった影響を野村が余り受けていないというのはあるかもしれません。
また、REITが入ってないセゾンに関して、他との差は左程ないように思われます。となると差をつけるとしたら純資産や信託報酬の面ですね。
純資産は
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド:901.48億円
eMAXIS バランス(8資産均等型):96.51億円
世界経済インデックスファンド:105.09億円
野村インデックスF・内外7資産バランス・H型:10.28億円
信託報酬は
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド:名目0.51% 実質0.74%
eMAXIS バランス(8資産均等型):名目0.54% 実質0.54%
世界経済インデックスファンド:名目0.54% 実質0.54% ※分配金3年連続20円
野村インデックスF・内外7資産バランス・H型:名目0.54% 実質0.54%
資産総額は確かにセゾンが1番ですが、明らかに実質コストが0.2%程度高いのと、口座開設がめんどいというデメリットがあります。
野村は資産総額が延び始めているとはいえまだ小さいと考えると、世界経済インデックスファンドかeMAXISバランスがいいという感じになりそうです。
それぞれのファンドは各自特色があり、複数買っても全く同じ値動きにはなりませんので、ある程度分散にはなりそうな気がします。
ともあれ、来年度更に順位を上げる可能性がありますので、これらのファンドの動向には注目したいと思います。


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