EXE-i新興国株式ファンド、EXE-iグローバル中小型株式ファンドが信託報酬値下げ
EXE-iの大本営HPが久々に更新されて以下の発表がありました。
EXE-i大本営
対象ファンド参考指標変更のお知らせ
発表内容を直結に言うと経費率が下がります。
EXE-i グローバル中小型株式ファンド 0.5164%→0.3764%
EXE-i 新興国株式ファンド 0.4084%→0.3924%
これは最高の結果です。なぜならEXE-i5つのファンドのうち投資しているのが3つあるのですが、その中の2つだからです。
投資信託証券の組入比率が100%でないという運用上の課題はあるようですが(現金で持ってるならその分下落の時幅が小さくなりそうな気がしますが。)、そろそろ下げるんじゃね?という意見もちらほら出てる相場の中で、投資する人ができることの有効な一つの手はコストを下げること。
正直他の大手インデックスファンドは限界まで経費を落としていると思ってますので、
まだ経費率下げれる余地が大きそうなEXE-iには頑張ってほしいものです。
では、何故経費率が下がったかというとファンドに組み入れていたETFを変更したようです。
まずはEXE-iグローバル中小型株式ファンド
変更前
バンガード・スモールキャップETF(VB) 50%
iシェアーズMSCI EAFE スモールキャップETF(SCZ) 40%
ウィズダムツリー・エマージング・マーケット・スモールキャップ・ディビデンド・ファンド(DGS) 10%
変更後
シュワブUSスモールキャップETF(SCHA) 60%
バンガードFTSEオールワールド(除く米国)スモールキャップ(VSS) 40%
続いて新興国株式。
変更前
バンガードFTSEエマージングマーケッツETF(VWO) 90%
iシェアーズMCSIエマージングマーケットミニマムボラリティETF(EEMV) 10%
変更後
シュワブエマージングマーケッツ エクイティETF(SCHE) 90%
iシェアーズMCSIエマージングマーケッツ(IEMG) 10%
この変更について分析してみます。
それもそのはずこのファンド10%程度しか占めてませんが、経費率が0.63%程度ですからね。iシェアーズのSCZも経費率0.40%ですので、米国外のETFを経費率の低いETFに変えたようです。
シュワブに関しては昨年シュワブってなんだと書いたように革新的なことをおこなっているネット証券会社です。
米国外の部分がVSSになったため、経費率が0.2%まで低下しています。米国小型株はVBで0.09%でしたが、SCHAは0.08%。今回これだけ経費率を下げれた理由がよくわかります。
しかし、VSSに関しては販売かしいされてかなり経過していますし、元々他のファンドでは経費率が安いシュワブのETFを組み入れてました。わざわざ経費率の高いものを組み入れる必要はあったのか?という疑念はあります。
次に新興国株式ですが、VWO→SCHEで、0.15%→0.14%。
EEMV→IEMGで0.25%→0.18%。
ミニマムボラリティつけててもいいと思うんですが、経費率重視で変えたようです。
そういえば昨年も経費率の変動がありました。運用面で改善の余地があるとはいえ、コストの改善を進める方針は賞賛されていいと思います。仕組み的にまた経費率が下がることがありそうな気がします。


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