海外ETFの中期長期債券の中身を見てみる
ある一定の比率で債券の投資をすべきという投資の方針です。そして今年なのかはたまた来年なのかわかりませんが、米国の利上げが行われる見込みです。
景気の流れを考えますと、ふつうはそこからいずれ景気の雲行きが怪しくなり、やがて繰り返す経済危機的なものが発生するのがここ50年ぐらいの流れです。それを考えると債券に分散しておくことでショック時の緩和を行うことができます。
バンガードが中期債長期債的なものを販売開始しましたが、実態の利率とか銘柄数は調べました。
では、実際の銘柄の中身って調べてなかったので調べてみました。
iShares米国債20年超(TLT) 配当率:2.57% 銘柄数:27 平均残存期間:27年
米国長期債券ETF(BLV)配当率:3.45% 銘柄数:1813 平均実行残存期間:24.1年
米国長期社債ETF(VCLT)配当率:4.08% 銘柄数:1379 平均実行残存期間:23.9年
超長期米国債ETF(EDV)配当率:2.44% 銘柄数:69 平均実行残存期間:25.3年
この辺りを比較してみます。
ETFの構成上位はHPで見れますので、各ETFのHPで調べてみました。
まずはTLT
TREASURY BOND 財務省証券 US912810QZ49
TREASURY BOND 財務省証券 US912810RC45
TREASURY BOND 財務省証券 US912810RG58
TREASURY BOND 財務省証券 US912810RE01
TREASURY BOND 財務省証券 US912810QX90
う~んとりあえず米国債なのはわかりますが、このコードは一体?一応最後の4文字が違うようですが・・
次にバンガードの3つのETFを見てみましょう。
United States Treasury Note/Bond 2.875% 05/15/2043
United States Treasury Note/Bond 3.625% 08/15/2043
United States Treasury Note/Bond 3.125% 02/15/2043
United States Treasury Note/Bond 3.625% 02/15/2044
United States Treasury Note/Bond 3.750% 11/15/2043
次に長期社債のVCLT
Verizon Communications Inc. 6.550% 09/15/2043
General Electric Capital Corp. 5.875% 01/14/2038
General Electric Capital Corp. 6.750% 03/15/2032
Goldman Sachs Group Inc. 6.750% 10/01/2037
Medtronic Inc. 4.625% 03/15/2045
最後に超長期債のEDV
United States Treasury Strip Coupon 0.000% 02/15/2042
United States Treasury Strip Principal 0.000% 05/15/2043
United States Treasury Strip Coupon 0.000% 02/15/2043
United States Treasury Strip Coupon 0.000% 11/15/2042
United States Treasury Strip Principal 0.000% 02/15/2043
ストリップ債ということだろうか?ただ、ゼロクーポン債に近いという話もあるけど。
ストリップ債というのをネットで調べてみましたが、定義としては国財務省によって開発された、利付債の元本部分と利札部分(クーポン部分)が分離され、それぞれの部分が「ゼロクーポンの割引債」として販売されるものをいう(売買は帳簿記載方式)。
似たようなものってことなんですかね?

債券の重要性は表右側の赤のS&P500が凹んでいるときに反発していること。BLVは若干つられておりますが、債券の分散効果があることがわかります。
その面を考えて、この長期債カテゴリのETFも何かしら投資をしようと検討しております。
まぁ、NISA枠消費にはまだ弾が足りておりませんので、じっくり記事にしながら検討したいと思います。


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