SBI証券が外国株式における特定口座対応を年内に開始へ
どんだけ出遅れてんだよ、というかスタート直後に落馬レベルですが、SBI証券も外国株式の特定講座対応が年内に行われることになりました。
外国株式における特定口座対応のお知らせ
主要ネット証券最多となる9ヶ国の外国株式が・・とありますが、正直韓国いらないので、スイスとかドイツとかイギリスの株式扱ってもらえないですかね?株式会社SBI証券(本社:東京都港区、代表取締役社長:髙村正人、以下「当社」という。)は、外国株式における特定口座対応を2015年内(予定)を目処に実施することとなりましたのでお知らせいたします。これにより、当社取扱いの9ヶ国(米国、中国、韓国、ロシア、ベトナム、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシア)の外国株式と海外ETFのすべてが特定口座内でお取引できるようになります。
その話は置いておいて、NISAと特定口座対応が外国株式で可能になったわけです。
海外ETFの配当金の外国税控除と海外ETF売却の確定申告に行ってきた
上記のような色々と難しい計算手続きが簡略化できるのが大きいと思います。
東証に上場しているJDRなんかはよっぽど品質やコスト面で高めていかないとわざわざ国内で買う必要性がないと思います。
そして、国内インデックス投資がノーロードだからといっても、まとまった金額を投資する場合でしたら、NISA枠を使用した場合など、明らかにコスト面で海外ETFとの差がある現状ですので、国内のインデックスファンドにもコスト面での努力が求められるでしょう。
特定口座対応が可能になったとしてら、後はdripとか配当再投資の仕組みの適用ですかね?米国株の配当金の仕組みを考えると難しい気がしますが。
ただし、自分の現状を確認していくと使うケースが少なくなるかもしれません。
NISA枠外の海外ETFの方が比率が大きいとはいえ・・
現状のNISA枠外のETFに関しては、NISAよりも比率が大きく、これらを売却せずに特定口座に移すことはできません。
VTとBNDwithその他という感じの私のNISA口座をわざわざ売却して移すと、結局売却益の課税の関連で、税金の納付と手続きが増えるわけです。
数年前から買っている分ですので、それなりに利益もあります。また、特定口座に移ってからも確定申告は必要なわけですからそれなりに手間がかかることも留意しておく必要があるでしょう。
NISAの使用枠が拡大&恒久化された場合の必要性は?
幸いにも社蓄人生まっしぐらなおかげでNISA枠をちょっとはみ出る程度に昨年は海外ETFに投資を行いました。しかし、NISA枠の限度額が増額するというのはニュースで出てましたし、これを続けていくとかなりの確率で恒久化となるでしょう。
NISA枠の限度額が120万、150万、200万と拡大していった場合に、全額使い切れなくなる人が増えると思うんですね。
となるとNISA枠で年間の投資分が終わって、余った分で特定口座で投資とならない気がするのです。そりゃ宝くじ当たったレベルのお金ができたのならば必要性はあるでしょうけど。
とにもかくにも選択肢が増えて便利になることは悪いことではありません。確定申告の大変さを今年経験し、身に染みているところです。
ただし、目先のことを考えると必要なのはNISAの恒久化が優先かなと個人的に考えております。やっぱり国内課税の20%はでかいと思うんですよね。


フォローする Follow @garboflash
更新情報を受け取る

- 関連記事
-
- そろそろNISA戦略を考え始めますかね 債券ETF組入れ効果の確認
- ジム・クレイマーのローリスク株式必勝講座その2 セクターETFの影響
- SBI証券が外国株式における特定口座対応を年内に開始へ
- なんか忘れ去られつつあるロシアとギリシャのETF
- スイス大手銀行UBSのETFシリーズ10本が東証に上場