そろそろNISA戦略を考え始めますかねその2
昨日の記事は米国長期債と米国株式をハーフ&ハーフで保有すると、リーマンショック級の暴落でも下落幅をかなり緩和できるという話でした。
そろそろNISA戦略を考え始めますかね 債券ETF組入れ効果の確認
本日はその米国株式の部分に米国外を加えるとどうなるか検証してみます。
その前に昨日の続きの話になりますが、米国全体のETFであるVTIよりも増配株VIG、生活必需品VDC、ヘルスケアVHTは、リーマンショック時でもS&P500と比較して下落幅が小さかった。
この3つのETFを均等に配分してみると値動きは以下の通りです。
値動きはつられてますが、下落幅が小さいことがわかります。
これをTLT:3ETF=50:50(株式部分は3分割)で見てみると、
かなりの安定感がでてきます。個人的にはNISA口座内これでもいいかと思っている部分もあるんですが、若干配当率は低めかなというのもあります。
ただし、ヘルスケアのVHTはかなり小型株効果がありそうですし、将来的な産業という意味でトレンドは続く可能性が高いと思うので、悪くないポートフォリオだと個人的に考えています。
では、米国株式の部分を米国外株式に変えるとどうなるのでしょうか?
全世界株式VTや欧州株VGKと組み合わせてみました。
TLT:VT=50:50

新興国と欧州のせいなのでしょうか?
直近の数年がよくないですね。
TLT:VGK=50:50

欧州株のみにするとVTよりも改善しました。新興国が一番よくないようですね。
個人的な意見としては南欧系(ギリシャ、イタリア、ポルトガル、スペイン)を除外した欧州ETFとかあるといいかなと思うんですが・・
TLT:VTI:VGK=2:1:1

株式部分をVTI:VGK=1:1にしてみました。
欧州株の下落を大分緩和できています。
個人的に米国株以外に軽く欧州株を入れるのはありではないかと考えています。
ただ、欧州株ETFってイギリスの金融のウェートが異様に高かったり、南欧系の残念な国もそれなりの比率が入ってる。その点が残念なんですよねぇ。


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