amazonという企業の成り立ちを知る
アマゾン関連の本が何かのウェブの記事で推奨されていました。ちょうどジム・クレイマーの本でもgoogleやスターバックス、アップルと比較しても評価されている内容が書かれてありました。
ということで私も2週に1回くらい買い物をしている、アマゾンという企業の創業者とその企業の成り立ちを知るために、この本を借りました。
実に500ページ近くです。読むのには一苦労ですが、従業員の証言を元に客観性を持って記載しているので、非常に読み応えがあると思いました。
これを読んでアマゾンという会社のイメージが変わる人は間違いなくいるでしょう
とにかくジェフ・ベゾスというカリスマの手腕によってドットコムバブル等を生き残ってきた企業という印象を受けます。企業風土的にダメならクビ、長時間残業が続いて燃え尽きる社員多数、とどう見てもブラック企業に見えてきます。
更にいうと書籍販売した頃から、とにかく競争相手にえげつない攻勢をかけて、市場を制圧するというやり方もかなり恐ろしさを感じるものでした。一部は報道で知ってましたが、これを読んでアマゾンという企業のイメージは確実に変わるでしょう。
一方で、イノベーションと顧客重視は評価できる
クラウドやキンドルに関してのイノベーションに関しては、ジェフ・ベゾスだからこそ生み出せたものですし、アマゾンの社風だからこそ生み出されたものだと読んでて思いました。
また、例として書籍に関しては作者と購入者が喜べばいいという感じで、中間の書店等の業者に対して非常に厳しい態度で臨んで、顧客重視の姿勢を徹底しています。
アマゾンの利益率は非常に小さいのですが、それは顧客のためという側面が大きく、この点に関しては評価されて然るべきでしょう。
しかし、倹約から新たな発想が生まれるってすごいなと思います。特に社員への福利厚生もないようですので、働いてる人は本当に仕事仕事仕事な人が多いんでしょうねぇ。
読んでて社風に合わないとすぐ辞めていくというのは納得できます。
amazonの株価を見てみる。
期間は最大で見てみました。

2000年頃のドットコムバブル後、苦しみましたが、この本に書かれているように見事に乗り越えて、大幅に上がっていることがわかります。特にキンドルは株価上昇の引き金を引いたといえそうです。
今後新たにどのようなイノベーションを生み出すのか?
また、まだ先とはいえ、ジェフ・ベゾスの後継者という問題がでてきたときどうなるのかが、この本を読んでて気になりました。


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