謎のファンドを見つける
中国株の国内上場ETFをyahooで検索していると不思議なファンドを見つけてしまいました。
その名も「MHAM中国地方応援ファンド【五色の輝き】」
中国地方以外にも地方応援ファンドがあるのかと探してみましたが、九州地方応援ファンドとかなかったですね。
その名の通り中国企業を中心に投資をしているのかと思い、投資している企業を確認して見ますと、上位から以下の通りです。
- ファーストリテイリング
- マツダ
- 中国電力
- クラレ
- 東ソー
他にもベネッセとか含まれていました。中国地方の企業とは思いませんでしたね。
こう見ると普通の投資信託に見えますが、中身の詳細を見てみると何か違和感を覚えます。
MHAM中国地方応援ファンド
中国地方応援名付けられたファンドですが、国内株式の比率は25.6%のみ。海外公社債の比率が47.3%、海外不動産(REIT)24.3%。
名前の割に外国資産の割合が3/4を占めておりこの名前に?と思えてきます。と思ったら更に面白い事実が判明しました。
MHAM中国地方応援ファンド
2/10に繰上償還されておりました。
yahooファイナンスの検索では繰上償還されたファンドも引っかかるようですw
純資産が最後1.14億しかありませんのでそうなるのも仕方ないというしかないですね。
信託報酬等合計は1.35%でカテゴリー平均は下回っていたようですが。
繰上償還されながらも、2カ月に1回分配金25円を出し続けていたようです。
名前からして本当は九州とか東北地方版を作りたかったけど、中国地方で思わしくないのでやめたという感じがしますねぇ。
値動きを見てみましょう。近5年の日経平均、TOPIXと比較すると・・

最近はTOPIXや日経平均に劣後していて、それが繰上償還の一因にもなってるんでしょうね。
今回初めて繰上償還ファンドを見てみましたが、色々と目論見が外れたんだろうなぁとひしひしと伝わってきます。
このファンドみずほが販売していたようですが、純資産が伸びないとこうなるということは、みずほ関連のファンドを買う場合にあるということを頭の片隅においておく必要があるということでしょう。


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