AIIBの出資規模の予測記事が出る。では、実際東南アジア諸国の株価ってどんな感じなんだろう?
資本金は1000億ドル(約12兆円)には達しないが、近い規模とする方向で詰めている。中国は最大で50%出資する意向も示していたが、3割を切る水準に落ち着く見通しだ。中国の発言権を落とし、信頼性の高い国際金融機関として運営する狙いがあるとみられる。中国に次ぐ出資比率は、インド、ロシア、韓国の順となる見通しだ。
なんかほぼBRICsになりかけているような気がします。銀行単位でADB、AIIB、BRICs全てに出資ている中国。支援も相当重ねているのに何故ここまで出資できるのか一部新聞が突っ込まないことが不思議でしょうがないです。
では、アジアの中でこれから伸びしろがありそうな、東南アジアの国々の現状がどうなのか?
iSharesからETFが出ている以下の国で調べてみました。
- タイ THD
- フィリピン EPHE
- インドネシア EIDO
- マレーシア EWM
- ベトナム VNM
これらの国は華僑が一定数いたりしますが、南沙諸島では中国の侵略行為が問題となっております。
これらの国々への投資がAIIBの役割としてあると思いますが、実際どれくらいの金額になるのやら。

タイとフィリピンは好調ですが、インドネシア、マレーシア、ベトナムは不調のようです。8月頃からインドネシア、マレーシア、ベトナムは下がってますね。
気になったのはもしかして原油価格の下落が影響しているのではないか?と考えまして世界の石油輸出額ランキングを調べてみました。
世界の石油輸出額ランキング
トップがロシアでサウジ、UAE、アメリカと続くのですが、マレーシア27位、インドネシア36位、ベトナム40位なんですね。日本ですら34位ですから原油価格の下落が影響とはいえなさそうです。
とはいえ、今日取り上げた五カ国は何かしら中国関連の問題を抱えておりますので、日本としてはADBを活用して支援額を増やすなりの対処を行い、中国をある程度抑えつけていく必要があると思います。
南沙諸島で人工島を作ってる場所とかを見ると余りにも酷いですから。
歴史的にオリンピック終了から10年以内に経済的に問題が起こる国は多く、北京オリンピックから早7年。警戒をしておく必要があると思います。


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