円安に進む場合の為替ヘッジ付きファンドの値動きを確認してみた
ここ1週間くらいでドル円が急速に円安方向に動き始めました。
円安ドル高になっておりますので、ドル高の影響でダウは下がるかなと思いましたし、一時期円安ドル高時にダウが下がったこともあったのですが、今回はダウもアメリカの景気指標がいいせいか下がっておりません。
こういう為替が動いた時は、為替ヘッジ付きのインデックスファンドと為替ヘッジなしのファンドを比較してどの程度の影響があるのか確認するいい機会だと思いました。私自身も野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型に投資していますからね。
まずは為替ヘッジ有無をバランスファンドで比較して見ます。比較対象は以下の通りです。
- 野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型
- トレンドアロケーションオープン
- 世界経済インデックスファンド
- eMAXISバランス(8資産均等型)
これにドル/円の値動きも加えてみました。

トレンドアロケーションの不調っぷりが目立っておりますが、野村のバランス型とemaxisバランスや世界経済インデックスファンドはそこまで差がない状況です。
円建て資産を一定比率を持っていることが大きいんでしょうね。ならばなぜトレアロがここまで他と解離するのか謎ではありますが・・
では、単独資産同士で為替ヘッジの有無を比較するとどうでしょうか?
まずは先進国株式

青:為替ヘッジなし 赤:為替ヘッジ有 近1カ月の値動きです。
こうして見ると表の序盤の先進国株が下がった時は、為替の影響でヘッジなしの方が下落幅が小さくなっています。
では、他の資産も見てみようということで、新興国債券を見てみます。

青:為替ヘッジなし、赤:為替ヘッジ有 近1カ月の値動きです。
こちらは為替ヘッジなしはドル高のおかげでプラスになっているような値動きです。バランス型ファンドと比較すると為替の影響の大きさがよくわかりますし、先進国株式、新興国債券ともに為替の動きが激しい影響で、為替ヘッジの有無でかい離が大きくなっています。
円安が急激に進んでおりますが、反対に円高が進む局面も今後あると思います。
ですので、個人的には為替ヘッジ付き資産をある程度は持つべきだと考えますし、1ドル50円とかヒステリックにならないように、落ち着いて投資を続けていくことが優先かなと思います。


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