4本のバンガードETF(VWO、VEA、VGK、VPL)に小型株が加わり、分散効果がさらに拡大
4本のバンガードETF™(VWO、VEA、VGK、VPL)で分散投資の対象を拡大
バンガードは今回新たに、国際株式指数に連動する4本のETFに小型株を加えるとともに、バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO)に中国A株を、バンガード・FTSE先進国市場(除く北米)ETF(VEA)にカナダ株式の組み入れを開始します。
小型株が加わるのは、バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO)、バンガード・FTSE先進国市場(除く北米)ETF(VEA)、バンガード・FTSE・ヨーロッパETF(VGK)およびバンガード・FTSE・パシフィックETF(VPL)の4本です。これらのETFは、FTSEオールキャップ・インデックスへのより幅広い連動を目指します。
更に、バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO)に中国A株を組み入れることで、分散投資の対象を拡大します。これにより、中国本土の上場企業を含む、幅広い時価総額加重インデックスに連動するETFが初めて誕生することになります。
そして、バンガード・FTSE先進国市場(除く北米)ETF(VEA)にはカナダ株式を組み入れます。なお、FTSE先進国オールキャップ(除く米国)インデックスへの移行が完了した段階で、ETF名称をバンガード・FTSE先進国市場(除く北米)ETFから、バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETFに変更します。
今回の変更に関し、バンガード会長兼CEOビル・マクナブは、「投資家の皆さまのグローバル市場へのアクセスを容易にし、より多様な市場への幅広い投資を可能にします」と語っています。
ということでまたまた号外ニュースレターがメールで飛んでまいりました。
つまるところ新興国株式ETF(VWO)やヨーロッパ株式ETF(VGK)が小型株込みのベンチマークに変更になるそうです。ベンチマークの移行は以下のようにまとめられます。
FTSEエマージング・インデックス⇒FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)インデックス
・VGK(ヨーロッパETF)
FTSEディベロップド・ヨーロッパ・インデックス⇒FTSE欧州先進国オールキャップ・インデックス
・VEA(FTSE先進国市場(除く北米)ETF)
FTSEディベロップド(除く北アメリカ)インデックス⇒FTSE先進国オールキャップ(除く米国)インデックス
・VPL(パシフィックETF)
FTSEディベロップド・アジア・パシフィック・インデックス⇒FTSEアジアパシフィック先進国オールキャップ・インデックス
VEAは入ってなかったカナダが入って完全に米国除く先進国株式に。VWOは中国A株が入っております。上記2つを含めて4つのETFに小型株を加えられました。
新興国株式の小型株は面白そうとは思います。多分、wisdomtreeあたりでは既にあるとは思うのですが、経費率がvanguardと差が大きいですからね。ただ、現在の状況で中国A株追加は嫌な予感しかしないです。
個人的に検討する価値があると現状思うのは米国外のVEAとヨーロッパのVGK。VEAは欧州日本の比率次第ですが。構成上位国は悪くないのですが韓国4.1%でスウェーデンより比率が高いのをどう見るか。
VGKはイギリスの比率が高くてドイツが13.2%程度なら8%程度占めてるVEAの方が分散されてていいかなと思われます。両方のETFともギリシャ問題がどこまで影響あるかをちょっと見てみないといけませんが、非常に歓迎すべき今回のニュースだと思います。


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