ここ3カ月でどれほど下がっているのか、資産ごとを比較してみた
6月頃から株価がさえない状況が続いておりましたが、ここにきて一気に下がっている状況になってまいりました。
ただ、利上げが話題になったり、中国がヤバイという話が出ている点を考えると、2013年5月頃の下落に似ている感じが今のところしています。
また2013年5月頃のように中国がやばいのを棚に上げてアメリカやばい日本やばいを連呼する思想的にあれな人たちが現れそうです。
ただし、当時とは異なり原油価格も一緒に下がってますし、中国の情勢不安は一昨年の比ではないと思います。予想としては2017年に大きな調整と見ておりましたが、中国情勢次第で前倒しがあるかもしれませんね。
さて、大雑把に近3カ月に各国株式市場が大きく動いていると言えます。では債券やREITを含めてどのような値動きになっているのか、確認してみました。
S&P500と比較してみた(株式編)
S&Pとの比較対象は以下の通り。
S&P500(赤)、VTI(米国株)、HDV(米国高配当株)、VIG(米国増配株)、VGK(欧州株)、VWO(新興国株)、VT(全世界株式)

表でまとめますと米国株が7%程度、欧州と全世界が10%程度、新興国株が20%以上下落しております。直近の動きを見る限りやはり今回の震源地は新興国(中国)が震源地と見なしていいでしょう。
米国株は10%も下落しておらずここから巻き返す可能性はあると思いますが、新興国は中国が対策をうって逆に東南アジアの国の通貨が影響を受けたりしているので、上昇余地がこの中で一番小さいと考えます。
S&P500と比較してみた(債券、REIT編)
S&P500(赤)、BND(米国債)、TLT(米国長期債)、IGOV(先進国債)、VWOB(新興国債)、IYR(米国REIT)、IFGL(米国外REIT)

米国長期債が上昇し始めております。6月頃はかなり下がっていたんですがね。9月の利上げが見送られそうな情勢ですし、まだ大きく下がることはなさそうです。
一方REITは米国はさほど下がっておりませんが、香港がかなり比率を占めているIFGLは下がっています。香港抜きにした指数があったらどうなっているのか気になるところです。
日経平均を確認すると20952→19,435(約-7.3%)ですので米国株とそんなに変わらないですね。中国みたいに30%下落したとなれば問題にするでしょうが、まだ慌てる時間ではないかなと思います。
しかし、世界的な調整が来ると言う警戒感は高めておいて損はないかと思います。


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