直近1カ月の生活必需品セクターETFを比較してみた
直近1カ月の米国株関連の値動きを見てみた
昨日は直近1カ月の米国株関連のETFの値動きを見ましたが、この調整時にディフェンシブである生活必需品セクターはS&P500よりもパフォーマンスがよいという印象を受けました。
生活必需品セクターETFというと以下の3つが思い当たります。
- VDC(vanguard)
- KXI(i-shares※全世界)
- XLP(SPDR)
配当、経費率、銘柄数な値を見てみますと以下の通りでした。
VDC 2.39% 0.12% 100
KXI 2.64% 0.47% 96
XLP 2.70% 0.15% 39
※各社ともに総資産の表示が違います。
VDCは今回の調整を受けて、2月頃は配当率1.91%でしたが、現状2.39%まで上昇しております。他の2つも配当率が上がっている現状です。
では、値動きを貯金1カ月で比較してみるとどうなのでしょうか?
VDC vs KXI vs XLP

直近1カ月は大きな差はないですね。
VDC>XLP>KXIの順なので米国外の影響をKXIは受けているということでしょうか?
ただし短期で見るとおかしな動きも・・

直近1カ月を8/20~8/28の期間に短縮しますとVDCでおかしな動きが・・
他が10%下がっている状況ですが、VDCは25%程度一時的に下がりました。一応すぐに元に戻っているとはいえ謎な動きです。売買高が他社のセクターETFと比較して少ないという話がありましたが、この動きは注意が必要な感じがしますね。
これはヘルスケアセクターでも同じかということで調べてみました。

ヘルスケアではVHT同様IXJも同じように急に下がっています。それと比較するとSPDRのETFは短期で急激にイレギュラーに下がることがないようです。こうしてみるとSPDRのETFの有効性もあるのかなと思うところです。
バンガードのセクターETFは分散が効いていて小型株に投資できるけど、出来高の少なさで超短期ではイレギュラーが発生するということは、頭の片隅に置いておきたいと思います。
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