フォーブスが選ぶ「アジアの優良上場企業50社」で唯一選ばれた日本企業
中国企業が今年フォーブスが選ぶ「アジアの優良上場企業50社(Asia’s Fab 50)」の半数を獲得した。このリストはアジア太平洋地域において、最も顕著な業績をあげた企業を抽出するもの。
今年は中国がリスト中25を占め、昨年の16から増加。5年連続でトップを取った。また最も市場価値の高い企業に選ばれたのは中国のテンセント社で、市場価値は1765億ドル(約21兆8700億円)。売上高が最大の企業は463億ドル(約5兆7400億円)を計上したレノボだ。
今回でこのリストは10周年を迎えた。10年前は日本企業が最多で12社が選出。2位のオーストラリアが10社だった。今年は日本はたった1社のみで、オーストラリアはセロである。香港も初年度のリストで5社を占めたが今年はリストから消えた。10年前、このリストを代表する業種は重工業だった。製薬・医療は1社のみだったが今年は9社存在する。2005年にリストに存在した企業で今年も残っているのはただ1社、レノボのみだ。
今日のブログは1か月半くらい前の記事から。何を基準に選んでいるのかはよくわからないのですが、アジアの優良企業というのも移り変わりがあるようですね。
そんな中一社だけ選ばれた日本企業を調べてみたところ、非常に身近な企業でしたので、今回書こうと思います。選ばれた企業は「株式会社コスモス薬品」。関東の方では有名ではない福岡の企業です(創業は宮崎)
記事中にありますが
日本からただ1社、リスト入りを果たしたのは「ディスカウントドラッグコスモス」を運営する株式会社コスモス薬品。福岡に本拠を置き657店舗を展開する同社の時価総額は28億ドル(約3469億円)。同社が本リストに登場するのは2012年の初登場に次いで二回目。時価総額は前回から65%上昇している。
この記載は最近勢いがあると実家に帰省するときしか福岡を回らない人間がそう思うわけですから、
いかに勢いがあるかということでしょう。
実際の株価を見てみますと・・

ちょうどリーマンショック後の2010年頃から郊外店が増えている印象です。株価が6倍とかになるのも無理はないと思います。これを上昇し始めた5年で日経平均と比較したのが以下の図です。

勢いがあるのがわかっていただけたかと思います。
業務的にはコンビニとドラッグストアを足して2で割ったような企業です。福岡発祥で全国に出ているディスカウントストアのトライアルやミスターマックスともちょっと違う感じです。いずれの2企業も薬品を扱っておりますが、コスモス薬品の方が専門という感じです。※この前MXのホークス戦の中継でミスターマックスのCMを見ましたw
スーパーでもないけど、薬品と靴下等の日常品、そして冷凍食や飲料、カップ麺、ペットボトルあたりを売ってるっていうのは、わりと適度に車社会の九州の郊外の生活に合ってて需要があるんでしょうね。
最近はゆめタウンの方がイオンより勢いがあるという話を今回の帰省で聞きましたし、九州は割と他の地域と比べて店が繁盛する条件が特殊なのかもしれません。なので、他地域に進出しても上手くいくかというと疑問があるかもしれません。
と久々にローカル企業について書いてみました(ジョイフルの記事以来?)
この記事を書いた今週末、1ヵ月に1度節約のために恒例のミスターマックスへの買い出しに出かけるのですw


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