週刊東洋経済やり直し相場ではじめるETF超入門を読んで
昨日記事にした東洋経済のETF特集号の全体の感想を書こうと思います。
現状のNISAの投資枠を海外ETFで使用しておりますので、この特集が発売された直後にETF特集であることを知り早速購入して読みました。
内容はかなり豊富で読みごたえがありましたね。ETFの概要から資産運用法の基本(分散)、ETF関連の話題と内容も多岐にわたり良かったと思います。ちなみに巻末の編集部のコメントで「これほどまでに進化していたとは」 とコメントされておりました。
構成として4部に分かれていて、1章が入門編で概要と国際分散投資でリーマンショックを乗り切った的なことが書かれています。2部は昨日書いたETFの達人達のポートフォリオ例
週刊東洋経済のETF特集で達人が上げていたポートフォリオとは?
3章でETFの投資対象について、4章で主要銘柄を徹底評価が書かれています。ETF販売の大手3社やスマートベータ、レバレッジ型についても言及があって、知らないことも含まれておりいい特集でした。
個人的には以下が印象に残りました。
次のバブル崩壊はETFが引き金か?
裏付けの原資産を持たず、金融機関の信用リスクを含むものがあるため、金融のシステミックリスクへ連鎖する可能性があるという話です。
確かに多くのETFがアメリカでは販売されておりますが、ハイイールド債、バンクローンなどのジャンク債、レバレッジドローン等かなり危険性のものがあります。
また、レバレッジ・インバース型ETFやVIX連動ETFについても、指数先物が原資産になっており、一部の先物市場は低流動性で、問題が起きた際に暴落が起こりうるとのことでした。
それを考えると伝統的資産である債券と株式がポートフォリオの中心であるべきだという印象を受けました。
ETF大国米国では独立系アドバイザーが活躍
投資一任サービスを提供する独立アドバイザーやETF専門の投資顧問業者であるETFストラテジストがETF投資の一任サービスを営業担当者に提供するビジネスが拡大しているようです。資産配分から商品選択、運用までをウェブ経由で自動的に行うロボアドバイザーというビジネスも出来てきており、アドバイザーやストラテジストと共存の道を進んでいるそうです。
国内上場、海外上場ETFの流動性がコスト、資産規模を評価した一覧表
一部ETFが外れております。まぁ、海外上場ETFの数は多いですし。しかし、これだけよく調べたなという内容で、大変有り難い情報です。まぁ、海外上場ETFは私の所有しているETFの中で載っていないのがありましたがw
自分の所有しているものについては、調べてもよくわからなかった情報がありましたので、これについてはそのうちメモ程度の残そうかと思っています。


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