販売から1年が経過して、バンガードのバリュー株ETF(VTV)、グロース株ETF(VUG)はどうなっているのか確認してみた
3本の米国籍バンガードETF(VTV、VUG、BNDX)が本日より販売開始
2月の一挙販売開始がバンガードのETFでありましたが、その前に昨年の10月、何かの予兆のごとく販売開始いなったのが、バリュー株のETF(VTV)とグロース株のETF(VUG)でした。
現状1年経過してますので、現状ここ数カ月下がっている状況で、どうなっているのか確認するために調べてみました。まずはセクターと組入れ上位の企業について。
Vanguard Value ETF (VTV)
セクター上位を見てみますと、Financials 23.40%、Health Care 14.60%、
Consumer Goods 11.10% 、Industrials 10.80%の順。
組入れ上位の企業は以下の通りです。
1 Microsoft Corp.
2 Exxon Mobil Corp.
3 Johnson & Johnson
4 General Electric Co.
5 Berkshire Hathaway Inc.
6 Wells Fargo & Co.
7 JPMorgan Chase & Co.
8 AT&T Inc.
9 Pfizer Inc.
10 Procter & Gamble Co.
割と業種はバラけているように見えます。
では、グロース株はどうなのでしょうか?
Vanguard Growth ETF (VUG)
セクター上位を見てみますと、Technology 23.90%、Consumer Services 21.60%
Health Care 14.40%、Financials 12.40%、Industrials 11.70%
組入れ上位の企業は以下の通りです。
1 Apple Inc.
2 Google Inc.
3 Amazon.com Inc.
4 Facebook Inc.
5 Walt Disney Co.
6 Gilead Sciences Inc.
7 Coca-Cola Co.
8 Home Depot Inc.
9 Comcast Corp.
10 Visa Inc.
上位4つだけを見るとグロースかなと思いますが、
7番目にコカコーラ?グロースと言う感じはしませんが。
では、この2つのETFがS&P500と比較するとどうなのか確認してみました。

VUG(グロース)>S&P500>VTV(バリュー) という結果になりました。基本的にここ数カ月の下落局面でも同じように下がっているので、グロースが強い感じがしますね。
これに以下のETFを加えて比較してみました。VIG(増配)、VYM(高配当)、MTUM(モメンタム)

追加で期間を2年に広げてみました。

今後はどうなるかわかりませんが、ここ2年はグロースとモメンタムが強いようです。これを見ますと早くモメンタムのETFを販売開始してくれiSharesといいたくなりますけど。
しかし、これはあくまでここ数年の好調な相場を考慮にいれる必要があるかもしれません。実際にかなりの調整が発生しますと、増配や高配当の方がパフォーマンスがよくなる可能性がありますし。
昨日もアメリカ市場はかなり上下に激しく変動していました。10月中はかなりの変動がおこりそうですので、数か月先に投資する際にどう投資するかをうまく見極めながら、色々と調べたことをまとめていこうと思います。


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