続・100年予測を読んで
投資をする上でその国が数年後どうなるかという予測をすることは、国内に投資するにしろ海外に投資するにしろ一つのファクターになると思います。
例えば、中国の高齢化人口の比率は日本以上に増加率が高いや、ドイツはイスラム系の人口が増加傾向にあるということは、今後の世界経済にも与える影響は大きいと思います。
そんな感じの世界情勢を予測した本を今回はまとめたいと思います。
そういうわけでこの本は100年予測というタイトルでありながら、近10年、アメリカがとるべき施策の提言と言う印象をうけました。と思ったらThe Next Decadeというタイトルですので、こっちの方が正確なんじゃないかと思います。
この本の感想ですが、基本的には以下の原則に沿っています。
こんな感じですね。また、著者の主観が未だに第二次世界大戦を引きずっていて、日本とドイツを余り信用していない感じがします。
それに生のデータが示されておりませんが、世界各地域を予測するので、イランとアメリカ、イスラエルとアメリカの関係は当たった面もあると思います。
しかし、本が書かれた2011年時点で、ISISが登場した状況を全く予測できていませんし、シリアも予想を外しています。
アメリカ観点から見ると一国が勝ち組にならず、中東でイランとトルコとイスラエル、ヨーロッパでロシアとドイツが組まないようにする、太平洋地域で中国と日本を均衡化させるというのは理にかなっている気がしますね。
とはいえ、アメリカが経済的、軍事的に圧倒的な力を持っているのは間違いなく、これからの人口の増加の可能性が考えられるということから、アメリカを中心に投資をしていくことが、資本主義の恩恵を受ける手法であるという感想を持ちました。
日本とアメリカの関係という意味では、自民党政権が続けば問題そんなにないのでしょうが、鳩山のような変な野党出身の首相が万が一誕生した時が問題になりそうな気がします。
基本的にはイギリスのような立ち振舞いを参考に、産業と経済面で力を持って国際的な発言力を持つということが重要だと思います。
その上でこの本にも書かれているようにエネルギー問題は付きまといますので、省エネルギーあるいはエネルギー資源の発掘に関しては、国策で続けていく必要があると思います。


フォローする Follow @garboflash
更新情報を受け取る

- 関連記事
-
- グレートカンパニーを読んで
- 馬券裁判を読んで
- 続・100年予測を読んで
- 稼ぐまちが地方を変えるを読んで
- お金持ちの教科書を読んで