TPP大筋合意でi-sharesやvanguardのETF日本進出が進む?
環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の閣僚会合が5日午前(日本時間5日夜)閉幕し、交渉参加12カ国は貿易・投資ルールについて大筋合意した。難航が続いていた知的財産などで、最終的に各国が歩み寄り、すべての分野が決着した。今後は各国の国内手続きを経て、世界の国内総生産(GDP)の約4割を占める世界最大の自由貿易圏が誕生する。日本にとっては農産品市場の一層の自由化が迫られる一方で、自動車部品などの輸出拡大が期待される。
合意できないのではないかとすら一部メディアでは報道があったTPPが、合意に至るといゆことで、その報道の直後から日経平均もかなり上昇しております。
ニュースを見てて思うのは、担当大臣、心労のせいか頭真っ白になったなぁと思います。色々と課題は残りますが、防衛面からも中国の抑止として期待したいものです。
色々な物の輸入の流れも大きくなるでしょうが、そういう意味ではインデックスファンドやETFもどんどんアメリカから日本に入ってくるんじゃないかと思うのです。アメリカの方が明らかにコストが安いわけですし。
実際に昨年末からiSharesはJDRに力を入れるという方針を公言していましたし、直近の以下の2つの流れはリンクしているのかもしれません。
iシェアーズが国内初の最小分散ETFなど日本株を投資対象とするETF4銘柄を東証に同時上場予定
i-sharesの東証上場ETFの分配金米国源泉税軽減税率適用サービスをSBI証券が開始へ
バンガードも以下の記事が日経に載ったことがありましたし。
米投信運用会社バンガード、ノーロード投信の日本販売強化
これからどんどん進出してくるんじゃないかと個人的には予想します。
さて、TPPに関してですが個人的に思うのは農業について。乳製品や米はある程度外国勢が譲歩したようですが、結局補助金とかでかなり支援することになるのではないでしょうか?
確かに国産の農業を保護するのは当たり前とは思いますし、仮に外国産が入ってきても国産の需要はそう簡単に減らないと思います。まぁ、牛丼屋とかは外国産が安くなって万々歳でしょうが。
ただ、国内の農業ってこのままだとただでさえ進んでいる高齢化が更に進むでしょう。せっかく伝承してきた技術を伝えていくうえでも、TPPを利用して海外に進出してやる的な感じで若い世代が海外進出を進めることもやらなきゃいけないんじゃないかと思うのです。


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