日本株はバブルではないを読んで
私の使用している図書館は予約した本が借りる順番になった時、指定すれば電話で連絡してくれるシステムが構築されております。これが大きな特徴であり利便性とも言えますが、
それ以外の特徴として、なるべく投資関連本を読む上で、お金を出さずに読みたいということで検索して色々と借りているんですが、どうもセゾン投信の中野氏やひふみ投信の藤野氏の本が結構あります。
今回その藤野氏の本が借りれたので読んでみました。
帯は日経平均が2万円超えてもバブルではない的なことが書いてあるようですね。
基本的には前半で2万円を超えてもバブルではない根拠で主な3点として、「伊藤レポート」「日本版スチュワードシップコード」「コーポレートガバナンスコード」を上げていて、特に伊藤レポートに関しては重点的に書かれています。そして、後半は自らの投資手法についてが中心となっています。
ただし、これから日本企業がこの根拠とされる3件の影響で、配当性向は高まり、株主向けの政策を取る、あるいは取らざる得ない企業が増えると言うのは、間違いないと思います。多分米国的な感じの企業は増えるんじゃないでしょうか?
まぁ、私も似たような性格ですので不景気になったらどうしようという感じで、内部留保を蓄える企業も一定数は存在する状況が続くと思いますが。
基本的に日本株の投資方針については納得できる内容が多かったと思います。以下の記載は良かったかなと思いました。
- 長期的に見ると株は圧倒的な高パフォーマンスとなる
- 成長株探し3条件
①ビジネスに何らかの強みを持ち、「高い参入障壁」を築いている
②需要の拡大余地がある
③ROEが8%前後以上で今後改善する見通しがある。 - 典型的な高ROE企業は強いビジネスモデルを持つ会社だが、成長性の高さと持続性は判断すべし。
- 高パフォーマンス企業の特徴①価値提供力 ②適切なポジションニングと事業ポートフォリオ
③継続的なイノベーション ④環境変化やリスクへの対応力 ⑤経営者のマネジメント能力 - 経済の中長期トレンド
①EC化 ②ロボット ③人材研修ビジネス ④電気自動車 ⑤介護
経済の中長期トレンドに関しては人材研修以外は結構一般的かなと思いました。他にもキャッシュリッチで株価上昇余地の株も載ってましたが、これは流石に個別株投資を現状やってませんから割愛します。
お勧めの投資信託に関しては後日記事にしようと思います。
ひふみ投信に投資しておりますが、日本株式は全力でひふみとまではいきませんし、藤野氏を全面的に信頼するという感じではありませんが、後半のような方針でしたら、しばらくは日本株部分の一定の割合をひふみプラスで投資するのはありと思える内容だったと思います。


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