NISA枠の投資の前に株式市場は落ち着きつつある?
NISA枠の残りを使い切るまで後2カ月程度となってきました。今年度も使い切るつもりですが、投資する商品を決めているものの、債券の比率多めにするかとかは考え出そうかなという時期になってまいりました。
株式市場の様子を見ますと先週あたりから何か落ち着いてきている印象を受けます。投資家心理をが落ち着いてきているのではないかということで、投資家心理を示す数値で、「恐怖指数」の別称があるVIX指数について調べてみようと思いました。
VIX指数は、通常時10~20の範囲内動き、相場の先行きに不安が生じた時に数値が大きく上昇する特徴があり、リーマンショック時は90近くまで上がったことがあります。
直近1年のVIX指数を見てみます。比較対象としてS&P500を採用。
落ち着いていたのが、チャイナショックとワーゲンのやらかしで上がっていることが分かりますが、ここ数週は下落傾向気味。6月頃からの調整は直近1年でもっとも大きいものであり、株価が1年前程度のレベルまで下がるというのは必然だったと言えるでしょう。
しかし、ここまでVIX指数が元に戻っているのを見ますと、ドイツや中国の経済が後退しそうな感じで、米国の利上げがあると再度上がる可能性もありそうですが・・
では、5年10年で見るとこのVIX指数はどうなっているのか?
近5年のVIX-S&P500

最近の調整は5年でも2番目に大きな山となっています。ただし、ギリシャショックには遠く及ばない感じがします。この後まだ上がりそうな気配のする感じに見えなくもないですが・・
この図を見ておりますと赤のS&P500が下に凹んでいる時と、VIXが急騰した時ってかなりの相関がありそうです。というかVIX指数が一定値を超えた時という条件で、投資をするとパフォーマンス上がるんじゃないか?という気もします。
では、過去10年にしてリーマンショック時を見てみます。
近10年のVIX-S&P500

レベルが違いすぎました。これは指数関係なく積み立てておいた方が収支があがると思われます。
とはいえVIX指数はある程度指標的な感じで使用はできそうな感じがします。12月までにいざNISA枠使うという時に参考にする程度には使おうかなと思います。
米国利上げが12月になった時に、急に上がった状態になるとどうしたものかという感じになりそうですが。


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