ディフェンシブセクターETFの現状を確認してみた
アメリカの利上げが見送られたこともありますが、ギリシャ、中国、フォルクスワーゲンとわかりやすい事例が今月は今のところ発生していない状況ですので、各国の株式も回復傾向にあります。
しかし、米国の利上げはこの回復傾向が続くと、今年中に行われる公算が高くなりますし、中国や産油国あたりの景気は冷えている状況ですので、その影響を受けてアメリカの景気も影響を受ける可能性があります。
そういう面を考えると長期的に株式に投資することは資産運用で有効とはいえ、いざという時に下落幅を小さくしたいという考えは投資の考えとして、個人的には持っております。
ということで生活必需品とヘルスケアのシーゲル的なディフェンシブセクターETFがどうなのか現状を調べてみました。小型株効果を得たいという意図があってバンガードのセクターETFを対象とします。
- Vanguard Health Care ETF (VHT)
- Vanguard Consumer Staples ETF (VDC)
この2つについてS&P500と比較してみました。
近1年のVDCvsVHTvsS&P500

今年に入って好調だったヘルスケアセクター(赤)がかなり下がっていますが、それでもS&P500は上回っています。
生活必需品についてもS&P500を上回ってます。期間が長いからか?ということで2015年に限定して調べてみました。
今年のVDCvsVHTvsS&P500

ヘルスケアセクターのパフォーマンスは下がりましたが、それでもS&P500よりは良好です。これを見ますとジェレミーシーゲル推奨の2つのセクターは合ってるといえそうです。まぁ、もう一つはエネルギーセクターを推奨しているのですがねw
無論これから特定セクターが下がることは十分ありうると思いますが、先を考えるとやはりこの2つのセクターはそう簡単に需要が減るとも思えませんし、新興国への拡大余地があると思います。
株価がある程度下落しようとも以下の過去10年のリターンを見て(次の10年がこうなるとは限りませんが)、地道に積み立てていくことを継続しようと思います。



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