米国の大型株(MGC)、中型株(VO)、小型株(VB)を比較してみた
毎月1日に総資産をExcel表にまとめておりますが、ここ数カ月の下落相場から一転して回復している状況になりました。
回復しているので一安心となりますが、こういう下落相場時に踏みとどまる資産がないかを探すのが、リーマンショック級の経済危機が起きた時への取るべき対策へとつながるのではないかということで調べております。
グロースやモメンタムといった事象も調べておりますが、今回気になったのは小型株ですね。リーマンショック後にS&P500を圧倒する勢いで上昇したのは周知の通り。
ちょうどバンガードには大型株、中型株、小型株と揃っておりますので、S&Pを含めて比較するといいのではないかと思いまして、今回はその比較を行おうと思います。
対象とするのは以下の3つのETFです。
- バンガード・米国メガキャップETF(MGC)
- バンガード・米国ミッドキャップETF(VO)
- バンガード・スモールキャップETF(VB)
例によって土日でyahoo financeがバグっていてうまく数値が取れないため、別の手段でS&P500と比較した図で見ていきます。
大型株(MGC)vsS&P500

直近約7年で大型株はほぼS&P500と同じでした。これでは意味がないため中型株、小型株を調べてみます。
中型株(VO)vsS&P500

リーマンショック時を含む8年程度の期間で見てみますと、S&P500に対してアウトパフォームしていることがわかります。少なくとも中型株にはS&P500に対して優位性があるようです。だからEXE-iも中小型株になってるんでしょうね?
では、小型株はどうかというと・・
小型株(VB)vsS&P500

中型株と同様にS&P500に対して優位性が見られます。値動きに大差がないように見えますのでVOとVB同士を比較してみました。
小型株(VB)vs中型株(VO)
近1年

近5年

切り口を変えて直近1年と5年で小型株と中型株を見てみましたが、ボラティリティもリターンも中型株(VO)の方がよいようです。
直近で見るとパフォーマンスがややいい中型株。バンガードは中型株バリューや中型株グロースもあるので、近いうちに調べようかと思いました。


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