中型株のバリュー効果、グロース効果があるかVOEとVOTを使って調べてみた
米国の大型株(MGC)、中型株(VO)、小型株(VB)を比較してみた
先週大型株、中型株、小型株の値動きを比較してみたところ、小型株と比較して中型株のパフォーマンスが良いように見えました。
実際近5年の値動きを見てみますと、中型株の方がリターンが大きく、ボラティリティが低めという感じです。※yahoo finance usがちゃんと表示されないためグラフの元を変えました。
これを見て中型株にもバリュー効果、グロース効果があるのかと調べてみたくなりました。
実際バンガードは以下のラインナップが揃っておりましたので、小型株の比較も含めて調べてみました。
- バンガード・米国ミッドキャップETF(VO)
- バンガード・スモールキャップETF(VB)
- バンガード・米国ミッドキャップ・バリューETF(VOE)
- バンガード・米国スモールキャップ・バリューETF(VBR)
- バンガード・米国ミッドキャップ・グロースETF(VOT)
- バンガード・米国スモールキャップ・グロースETF(VBK)
直近1年で比較してみると

それぞれ同じカテゴリで中型株と小型株を比較できるようにしたのですが、中型株3つ>小型株3つ という明確な傾向が現れました。
ここまで中型株が優勢と言うことがあり得るのか?ということで、期間を広げて同じ6つのETFを比較してみました。グラフ元は期間を広げるとグラフが見にくなるので、リターンを棒グラフ化してみました。
直近5年で比較してみると

やはり中型株が小型株に比べてリターンがいいです。
グロース株よりバリュー株の方がパフォーマンスがいいという傾向が中型株小型株共通で言えそうです。
では、もっと期間を広げて9年程度でリーマンショックを含んだ期間にしてみました。
直近9年で比較してみると

グロース株が中型株<小型株になりました。またグロース株の方がパフォーマンスがいいですね。リーマンショックを含む機関になった影響かもしれません。バリュー株はこの期間でも中型株>小型株でした。
期間を延ばすとグロース株が逆転するとはいえ、バリュー関連では中型株の方が優位であることが多いということがわかりました。
今まで注目してこなかったETFですので、これからはちょこちょこと値動き等を調べていこうと思います。


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