モーニングスターで★5つの欧州ETFを調べてみた
昨日のセクターETFのポートフォリオの構成を調べるために、モーニングスターのサイトを見ておりました。海外ETFにも5段階の評価がされているなぁと見ていて思いました。
モーニングスターによると評価基準は以下のようです。
モーニングスターレーディング
モーニングスターレーティングは、過去3年間のファンドのリスク調整後パフォーマンスが、小分類内のファンド群の中で相対的にどのランクに位置するかを黒い星印で示したものです。1つ星から5つ星まで5段階のランクがあり、星の数が多いほど過去の成績が良かったことを示しています。5つ星が最も良かったグループのファンド、1つ星が最も悪かったグループのファンドということになります。
ということで興味本位で★が5つの最高評価のETFを調べてみました。
海外ETF検索
該当するファンドは 19ファンドなんですが、バイオ関連が2つ、バンガードの中型株関連、バンガードの小型株関連が目立っています。
しかし、★5つの割にはエネルギー・セレクト・セクターSPDRやマーケット・ベクトル新興国ハイ・イールド債もiシェアーズ MSCI フロンティア 100(FM)といった直近で不調のETFもあります。
私が所有しているバンガードの高配当(VYM)も★5つなんですが、カテゴリが「米国ETF/大型バリュー」なのもよくわからないなぁという印象です。
そんな中、欧州株関連の2つのETFが★5つなのが気になりました。
ウィズダムツリー・欧州・ヘッジド・エクイティ・ファンド(HEDJ)
ウィズダムツリー ヨーロッパ・スモールキャップ・ディビデンド・ファンド(DFE)
vanguardの欧州株ETF(VGK)が★3つですので、何か違いがあるかというのと、最近欧州株の様子を観察していなかったという点も含めて、値動きを確認してみました。
HEDJvsDFEvsVGK
まず近1年で比較してみました。

配当加重指数(HEDJ)やヨーロッパ・スモールキャップ・ディビデンド・インデックス(DFE)がVGKを大きく上回っていることがわかります。
VGKだけマイナスですので、配当にフォーカスした方がパフォーマンスがよいのでしょうか?
期間を3年に広げてみました。

DFEがHEDJとの差を広げました。小型株効果でしょうか?
そして、VGKと他2つとの差は広がりました。期間をHEDJの最大範囲に広げると・・

過去3年とほぼ変わらない結果ですね。
HEDJとDFEの差は配当にフォーカスしていますが、小型株と為替ヘッジなしのDFEの方が好調なのかなぁという印象です。
バンガードで米国外小型株のVSSがあるとはいえ、米国外の配当にフォーカスしたETFはwisdomtreeが品ぞろえがいいかなと言う気がします。
もっとも経費率は0.58%とかなので、普通の欧州株ETFと0.4%ぐらい違うので、それで手を出しにくいというのがありますが・・
グローバルセクターのETF出してるiSharesが欧州高配当株とか出さないかなぁ。


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