オニールの成長株発掘法 【第4版】を読んで
割と以前から気になっていた本でして、
昨年の11月に購入し読み終えたのでまとめようと思います。
過去50年以上で上昇した500社を詳細に分析し、共通している要素を勝つシステムとしてCANSLIMという以下の7つの要点にまとめています。
C 直近の四半期の1株当たり利益が前年同期比で大きく伸びている
A 過去5年間の年間収益に著しい成長が見られる
N 新製品、新経営陣、新高値などのタイミング
S 発行済み株式数が少なく、需要の大きい株。歴史の浅い企業。
L 市場を牽引する主導銘柄か(セクター上位の銘柄)
I 機関投資家による保有があること
M 株式市場の動向を見極める
とにかく成長株とその株価の値動きに注視しろという内容ですので、個人的にいまやっている投資手法とはかなり異なるものでしたが、手法が異なるがゆえに新鮮な感覚で読めました。
また、チャート分析に重きが置かれていて、有名な「カップウィズハンドル」など株価が大きく上昇したパターンの例が、約100ページにわたって掲載されています。
「カップウィズハンドル」は例を見ると確かにと思えますが、じゃあこのパターンに似ていてダメだったパターンも結構あるんじゃないか?という気もしましたね。
他の特徴としてはPERではなくEPSの伸び率を徹底重視という感じですね。これ以外にも売買高や機関投資家が買っているか等から、売りのタイミングから、リスク管理まで書かれていてこれをよく一冊にまとめたものだなぁと思います。
個人的にはこの手法をまねることはできませんが、色んな指標については色々と参考になるかなということで頭に残していければなと思いました。
オニール氏は「インベスターズ・ビジネス・デイリー」という新聞を発行していて、HPもあるようです。無料と有料で見れるところが違うようですが、ETFの格付けも見れるようです(ただし少なくとも会員登録が必要っぽい)
時間が空いたときにHPをもう少し調べてみようと思います。


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