アフリカ関連ETFの現状を見てみた
図書館で投資をキーワードに検索を行いますと、上記の本が引っかかったので借りて読んでみました。
内容としては野村総合研究所がアフリカ市場の現状について簡易的にまとめた本という感じでしたね。
中国がかなり援助をしているという話はニュース等で見てきましたが、実態としてインドの企業もかなり進出しているとのことでした。
ただ、実態として治安に関する記述はあるものの、ややポジティブに書かれてあるような印象がありまして、イスラムのテロリストがいる国はやや評価しすぎの感がありました。
ドイツ株式とインド株式の記事
ドイツ株式関連ETFの値動きを確認してみたインド株式関連ETFの値動きを確認してみた
直近でインドやドイツのETFに関して値動きを調べたので、ならばアフリカでも調べてみようかと思いました。
- マーケット・ベクトル・アフリカ・インデックスETF(AFK)
- マーケット・ベクターズ・エジプト・インデックスETF(EGPT)
- グローバルX MSCIナイジェリアETF(NGE)
- iシェアーズ MSCI 南アフリカ ETF(EZA)
本の中で有望国と紹介されていた、ドログバ等で海外サッカーファンにはおなじみのコートジボワールとか、AFKの中で投資対象になっているケニアとかはまだETFになっていないようです。
近1年

各国軒並み30%以上1年で下がってますね。一番下がっているのはエジプトですね。
サウジアラビアとイランの情勢が不安定になっていて、シリアの問題もありますし、中東情勢の影響を受けてのものでしょうかね?期間を3年に広げてみました。
近3年

3年で見るとナイジェリアがもっともよろしくない。特に2014年~2015年にかけて大きく下がっているのは、ボコハラム関連の影響が大きいのでしょうね。
世界経済のアメリカが崩れていない中この状況ですので、このまま世界的な不況に突入するとアフリカ諸国は、クーデター等で政権転覆も起こりうるのではないかと思えてきます。
新興国株式やフロンティア株式のカテゴリにあるものの、このカテゴリに所属するというのはそれなりにリスクがあるという意味もあると思います。
世界的に株価が下がる前から下がっている新興国株式やフロンティア株式についてはしばらくはVWOやFMといったETFの値動きがどうなっているのかをたまに見る程度でいいのではないかと思います。


フォローする Follow @garboflash
更新情報を受け取る
