Vanguard VYM、BNDX、VXUSの経費率値下げ
1. バンガードETF™(BNDX、VYM、VXUS)経費率改定のお知らせ
2016年2月25日付で、下記のバンガードの米国籍ETF(計3本)の経費率が改定されました。
今回の改定は、スケールメリットを活用してファンド運用コストを低減し、投資家の利益を優先するという、バンガードの継続的な取り組みの一環として実施されたものです。
VanguardのETFの経費率の値下げに関してメールで号外が来ました。
今年一発目ですね。
バンガード®・トータル・インターナショナル債券ETF(米ドルヘッジあり) (BNDX) 0.19%→0.15%
バンガード・米国高配当株式ETF(VYM) 0.10%→0.09%
バンガード・トータル・インターナショナル・ストック(除く米国)ETF(VXUS) 0.14%→0.13%
BNDXは一気に0.04%下がっていますけど、それだけ需要があるってことなんでしょうかね?ユーロ圏の状況を考えると米国現地だと米ドルにヘッジをかけたいのかもしれません。
そして、VYMはとうとう0.09%で0.1%を切ってきました。最近はiSharesの高配当ETF(HDV)と同じVanguardでも連続増配のETF(VIG)をNISAの中心としていますが、海外ETFの比率では結構な比率を所有しています。
月の初めのポートフォリオの集計が近いということで、20日ぶりくらいに海外株式の口座の方を見てみますと、予想より下がっていない印象を受けました。NISA口座も為替が円高に振れている割に4%程度のマイナス。
もしかしてVYMとかの増配株が踏んばっているのか?ということで、調べてみました。
高配当系ETFの記事:高配当系米国株ETF同士を比較してみた
対象としては上記とは異なり、所有している以下の3つに絞りました。
バンガード・米国増配株式ETF(VIG)
バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)
iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF(HDV)
VIG VYM HDV vs S&P500 近1年

ここ2カ月ぐらいでS&P500の方が下がって高配当系のETFが上がっています。特にiSharesの高配当株式ETFであるHDVはS&P500を大きく上回っています。
実際に期間を今年に入ってからの約2カ月に短くして見てみますと・・
VIG VYM HDV vs S&P500 2016年~

S&P500が他と比較して値下がり幅が大きくてパフォーマンスも悪いですね。逆に高配当系ETFの3つは値下がり幅も小さい感じです。
この3つのETFを比較する最近好調の生活必需品セクターは16%~23%と比率高め。違いとしては、VIGがOil & Gas1.10%、Oil & Gas10.00%、HDVが20.55%というのが上げられます。原油価格の上昇の影響かと思い原油ETF(USO)を2016年年明けからのグラフにプロットしてみました。

原油は今年に入ってからも大きく下がっているわけですが、S&P500も含めてそこまで原油価格の下落の影響を受けていないような気がします。
S&P500を高配当系が上回っているのは生活必需品セクターの比率が高いことが関係していると思います。このセクターETF(VDC)を年末購入したのですが、ドル建てではプラスですし。
年明けからの結果を見ますとディフェンシブなETFを中心としてここ数年買ってきたのがある程度功を奏していて期待通りの結果です。今回のように結果を確認しながらNISA枠を使っての米国高配当系株式ETFに投資を継続しようと思います。
2016年度Vanguard ETF経費率値下げ
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