30前半独身が「29歳で2000万円貯めた独身女子がお金について語ってみた」を読んでみた
30を若干超えておりますがまだ余裕で四捨五入しても30であるため、アラサーと名乗っていいと思います。
さて、最近比較的年の近い方の本が話題になっております。そのタイトルは「29歳で2000万円貯めた独身女子がお金について語ってみた」です。一通り読み終えて本当に29歳と思う人が多いのはよくわかる内容です。本の裏には以下のような絵も挿入されておりますが。
この絵を見てドアラの以下の記事を思い出してしまいました。
話が逸れてしまいました。本書はITTIN氏が書いたブログを加筆修正したものだそうですが、ブログからしっかりと文章を書いていることが良くわかります。自分も見習わないといけないなと思います。さて、内容ですが主に3章から構成されています。
家計の管理手法を学ぶには最適の本
基本的に以下の順の構成になっています。
- マネープランを貯蓄を行うようになった経緯
- 家計管理について
- 資産運用についての試行錯誤
こういう構成ですが本としては家計の管理手法が中心かなという印象がありますね。特に印象に残ったのはお金のPDCAを実行する過程、支出の優先順位の検討、物欲のコントロールについてはおじさん、おばさんも見習うべきことがあると思いますね。
物欲が沸いてきたらリスト化し、優先順位をつけてから整理するというような物欲コントロールテクニックは、買いたいものは必要支出として問答無用で買うものとしてカウントする私も見習いたいと思います。
貯蓄をするようになった経緯と資産運用の試行錯誤について
貯蓄をするようになった経緯に関しては私も近いものがあります。新人で実際の会社というものを経験しますと、会社でやっていけないかも、鬱病になるかもと思ってお金を貯めるようになりますし、高い危機感を持って資産形成に向かうのは必然だと思います。この点に関しては非常に強い共感を持ちます。
資産運用の試行錯誤については損が許される範囲で少額で試したことが書かれてあります。ですので投資手法に関しては参考にならないでしょうが、どれくらい投資に対してい損が許されるか?という思考については参考になると思います。
同世代を見ていて思うこと
アラサー近辺の同世代を会社等で見てきましたが、結婚しても金を管理しておらず夫婦の仲は冷え切っている、金を全く貯める気がなく給与使い切って貯金なしという極端に酷い例もあります。この酷い例がそのまま50近くになったバブル世代もみています。
確かに消費をして経験することも必要だとは思いますが、今の50代60代が20代30代だった時とは明らかに環境が違いすぎると思います。批判もあるかもしれませんが、なぜ「20代のうちにお金のことを考えるかと」かというと、「後で自分が困らないため」、ひいては「自分がらくをするため」というのは正論だと思います。
ITTIN氏は22歳の時から行動していますが、私は25歳~26歳頃になるまで気付けませんでした。消費等は個人が許す範囲で行うべきと思いますが、今20代の人はこの本を読んである程度は貯蓄する思考を取り入れることを個人的にはお勧めします。
関連記事
節約・家計管理のために大型支出と欲しいものをリスト化して優先順位をつけてみた


フォローする Follow @garboflash
更新情報を受け取る

- 関連記事
-
- 伝説のトレーダー集団 タートル流投資の魔術を読んで
- 世界市場を動かす5の歴史的視点を読んで
- 30前半独身が「29歳で2000万円貯めた独身女子がお金について語ってみた」を読んでみた
- 終わりで大きく儲かる「つみたて投資」を読んで
- はじめての海外個人投資を読んで