シーゲル派の教祖ジェレミー・シーゲル、強気の相場観は維持
今週末用事があるのである程度買い物を済ませておこうと思い、ふらっと街に行って時間が予想より早くなったので久々に本屋に入ってみました。いかんせんAmazonでポチるので済んでしまいますし、Numberとかコンビニでも買える雑誌や漫画はTポイント貯めるためファミマで買いますし。
さて、そんな中入った本屋は私が良く見るスポーツ雑誌と経済誌が比較的近い場所にありました。ちらっと経済誌の方を見ると「ジム・ロジャース」というのが目に入りました。またポジショントークを経済誌向けにやってんのかよ・・と思ったらその下に「ジェレミー・シーゲル」の文字が。即刻買いましたね。
日本の雑誌で余り見かけた記憶はありませんが直近の相場から経済状況について語っています。ちなみにアメリカ大統領選についても言及がされていますが、民主党共和党ともに私と同意見でした。
内容を全部書くわけにいきませんが、個人的に印象が残った点を要約すると以下の通りです。
- 今年後半に米国市場は持ち直す可能性が高い。
- ただし、原油価格、コモディティ価格、中国経済には要注意。
- 金融危機が今年に発生することはない。
- 私はアベノミクスの大ファンだ。
- 長期的に米国と日本の株式市場には投資する価値がある。
米国市場に関して強気なのはこれまで日本でも読める3冊と同じですね。米国市場に関しても強気な姿勢は崩しておりませんが、注意するべき要因をちゃんと言及していて非常に読みやすかったです。
アメリカそのものを捨ててアメリカを恨んでいる感情が滲み出ていて、やたら反アメリカ的な国に投資しているジム・ロジャースが2pで、シーゲルの記事が3pなのは当然かなとも思いました。何故かロシアや大好きな中国に関して言及されていませんでしたがw
気になる点は金融危機が「今年」に発生することはないと言っていることですね。中国経済の安定性を気にしているようですし、来年は何かが起こる末尾7の年ですし。ジム・ロジャースも来年以降が本当の危機といつもの発言でした。
意外や意外なんと日本に関しては褒めていましたね。割安と判断しているようですが、「長期的に米国と日本の株式市場には投資する価値がある。」というお言葉はうれしいですね。
ウォール街のランダム・ウォーカーの新版がでますが、株式投資も第5版がアメリカでは出てるんですよね。日本では第4版までですので日経BPには早く出版してもらいたいです。


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