日本でも購入できるようにしてほしい。Vanguardが米国外高配当系株 ETF を公開
Vanguard International Dividend Appreciation ETF (VIGI)
Nasdaq International Dividend Achievers Select Index に連動し、クオリティと配当が高く、増配の意向が明らかになっている米国外株式 (新興国に含む) に完全法で投資します。コストは0.25%。
Vanguard International High Dividend Yield ETF (VYMI)
FTSE All-World ex US High Dividend Yield Index に連動し、配当利回りが平均より高い米国外株式 (新興国を含む) にサンプリング法で投資します。コストは0.30%。
元記事:Daily ETF Watch: Vanguard Debuts 2 Funds
Vanguard today is launching two ETFs that will target a space where it has not yet launched any funds—international dividend-paying equities. The Vanguard International Dividend Appreciation ETF (VIGI) and Vanguard International High Dividend Yield ETF (VYMI), as with most Vanguard ETFs, are both share classes of mutual funds; in this case, the mutual funds are being launched simultaneously.
ネットを徘徊しておりましたら上記の記事を発見いたしました。
Vanguardは米国関連のETFに関しては種類も豊富でiSharesを圧倒している感がありますが、逆に米国と日本(JDR)を除くとそれほど種類がないという印象ですね。欧州とか新興国とかざっくりとした単位のETFはありますけど。逆にiSharesは米国外の単体のETF(例:ロシアとか東南アジア各国)は揃っている印象です。
今回米国外(しかも新興国含む)の増配株と高配当株をアメリカで出すようです。ティッカーからしてVIG(米国連続増配株ETF)とVYM(米国高配当株ETF)の米国除く世界株式版のようです。
個人的には今後数十年と現状の経済状況を考慮してアメリカ中心の投資で問題ないと考えておりますが、仮にこれが買えるようになるとすればちょっとは買ってみたくなるものです。
早く大手ネット証券でも購入できるようにしてほしい!
しかし謎なのは米国株式だとコストがVIG(連続増配株)が0.1%に対してVYM(高配当株)が0.09%、これが米国除くとなるとVIGI(増配株)が0.25%に対してVYMI(高配当株)が0.30%。この差はなんでしょうね?
今まで小型株も米国株のVBに対してVSSがありました。これが経費率がVB=0.09%、VSS=0.17%。だいたい米国除く株式ETFだとvanguardでも米国内対象のETFより2倍から3倍コストがかかるようです。
米国と米国除くETFの差を考えますと、もしかしてセクターETFの米国外ETFが出たとしたら、VanguardのセクターETFはだいたい0.1%ですので、0.3%ぐらいで出せるかもしれませんね。
シーゲル派ご用達のKXI等のiSharesグローバルセクターETFの経費率が0.47%程度ですので、今回米国で開始された2本のETFが買えるようになるとコスト的にもKXIとかを買わずに1:1でVarguardの米国と米国除くを買うということができるのですが。
VDC等で米国の生活必需品セクターを買う投資法で運用していきたいと思っておりますが、例えば欧州のネスレとかユニリーバを加えて分散を図りたいという気持ちはあるんですよね。Vanguardが日本のネット証券大手でも発売開始してくれることを祈りたいと思います。
しかし、調べきれていないだけで他にも面白そうなVanguardのETFはあるかもしれないので今度米国のVanguardのHPでも覗いてみようかなと思います。
連続増配関連記事
iSharesも米国外増配株ETFを公開
SMTインデックスシリーズで日米の配当貴族指数のインデックスファンドが登場するので、連続増配の効果を海外ETF(VIG,SDY)で確認してみた


フォローする Follow @garboflash
更新情報を受け取る

- 関連記事
-
- VanguardのETF大量解放から1年経過・・モーゲージ担保証券(VMBS)や超長期米国債(EDV)はどうなっているのか?
- VanguardのETF大量解放から1年経過・・小型株関連ETF(VBR,VBK)はどうなっているのか?
- 日本でも購入できるようにしてほしい。Vanguardが米国外高配当系株 ETF を公開
- 追加でVanguard ETF3本(VT、VEU、VSS)経費率値下げ
- Vanguard VYM、BNDX、VXUSの経費率値下げ