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関東在住福岡人のまったり投資日記

関東在住の三十路福岡人が海外ETF、インデックスファンド等の投資について語ります
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海外ETF

2016年 米国投資のはじめ方 米国株式・ETFセミナーに行ってきました

モーニングスターが4月に米国株式、海外ETFのセミナーをやっているのですが、場所が東京駅で割と便利ですし、パネリストにウィズダムツリー・ジャパンの人が入っていたので、興味を持ったので行ってみました。東京駅からそんなに離れてないやろとなめていたら大手町まで距離があって10分遅刻してしまいました。

総武快速線使うと地下からあがるので時間を甘く見ると東京駅周辺でやらかすのでご理解ください・・

内容は各項目ごとに分けてまとめると以下の通りです。

第一部 基調講演 米国株市場の魅力と米国株投資のはじめ方


マネックス証券株式会社執行役員 チーフ・ストラテジスト 広木隆氏

  • アメリカは企業が株主の方を向いた施策を取っている。日本は政府が言わないとやらない
  • まっさんの話の中で出資してくれる人が文句を言う場面がある。戦前は株主の発言が強かった。戦争で変わった。アニマルスピリッツをもった投資家が減りお役所的な企業が増えた。
  • アメリカの株主主義は行き過ぎてる部分もある。自分が幹部の時稼げばいいというのも増えてる。社債出して自社株を買っている。債務超過の企業もある。
  • 移民を抜いても人口が伸びている。ただしこれは難点でもあり、所得別で分けると、中間層が最大数ではなく、富裕層と貧困層足して中間層を超えている。先が読めない。
  • 過去から給与のリターンより資本のリターンが経済成長より大きかった。ピケティは賛否両論あるがこの件に関しては大発見。不労所得の方が伸びが大きい。
  • CAPEシラーの指数は25倍超えたら危険。アメリカは割高に近いので警戒が必要。

広木さんの話を生で聴くのは初めてでしたが、話をするのが上手いなぁと思いましたね。また、単にアメリカがいいというだけではなく、話の中で現状のアメリカにもこういう問題点もあるというのを言っていたのがよかったですね。

ピケティの話を聞く限り我々30代はやはり株式投資を行い少しでも資産を増やしていくことを心がけることが必要なんじゃないかと強く思います。セミナーの中では間違いなく平均年齢を下げている部類でしたがw

CAPE指数は高めではあるけどそこまで下がることもないのではないかという話でしたね。私も同意見ですが今後はどうなりますかね。

さて、この後2部から4部についても簡易的にまとめてみました。特に4部はよかったですね。

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第二部 パネルディスカッション1 米国ETFではじめる米国株投資


(パネリスト):ウィズダムツリー・ジャパン株式会社 ETFストラテジスト 渡邊雅史氏
バンガード・インベストメンツ・ジャパン株式会社  セールス・マーケティング部 マネージング・ディレクター 小林賢氏
(コーディネーター):モーニングスター株式会社 代表取締役社長 朝倉智也氏

  • ETF概況(朝倉氏)
    ・流入米国ETFは昨年28兆円流入。HEDJが流入トップ。VanguardのVOOの伸びが高い
    ・去年から相場がアメリカも不安定だがVanguardは去年も資金が流入。

  • ウィズダムツリー概要
    ・アメリカ5位、世界7位。ETFに特化している。独自指数。ティッカーがWETF。時価総額加重に対するノイジーマーケット。それに対しルールに基づきウェイトを決定。
    ・日本のオフィスが去年できて2月に説明できるようになった。現在の17銘柄から増やしていければ。

  • 各社注目ファンド
    ・WisdomTree→DHS,DEM,HEDJで配当重視。配当額で加重。2016になってで新興国への流入が再開している。
    ・Vanguard→VOO,VT,VWO。VTは6年連続で経費を下げている。新興国への投資は難しいが3年から5年もつなら問題ない。

  • どちらが言っていたか忘れてましたが・・
    ・売買やウェイトを変えるジャッジの成功確率は最もよいマネージャーも53で平均は49程度。

ちなみに各社のお勧めポートフォリオが紹介されていたのですが、これに関しては今週末くらいに検証してみようと思います。ウィズダムツリーはこれから日本で勢力を拡大していきたいという意気込みを持ってそうな印象を受けましたね。

住み分けをするためか、配当がウィズダムツリー、コストのVanguardみたいな感じになっていましたね。Vangaurdの米国連続増配株ETFのVIGや米国高配当株ETFに関しては言及なしでした。

個人的に2社だったので年末のよりも話が聞きやすかったかと。ただ、時間が押していて巻き気味のが残念でしたけど。

第三部 講演 マネックス証券ではじめる米国株


マネックス証券株式会社トレーダー・サービス部  西尾貴仁氏

  • 外国株の口座数は2年で40パー増。
  • 米国株は一株から買える。オリエンタルランドは70万かかる
  • 手数料はSBI証券、楽天証券より安い。アメリカ株は種類豊富。VT,SPY,PFFは買い付けキャッシュバックキャンペーンをやる。

ここは時間短い上にマネックス証券の宣伝ですね。

第四部 パネルディスカッション2 2016年米国株相場概況


(パネリスト):マネックス証券株式会社
執行役員 チーフ・ストラテジスト 広木隆氏
金融ストラテジスト 岡崎良介氏
エグゼトラスト株式会社 代表取締役社長、『バロンズ拾い読み』編集人 川田重信氏
(コーディネーター):経済キャスター・ファイナンシャルプランナー・FP技能士 鈴木ともみ氏

2016年末のダウの予測


    鈴木 昨年18080、今年1は7650で、この後の展開は
    岡崎 弱気、引っ張っていく企業がない、金融もわるい
    川田 強気、経験則上、何十年年平均10%上がっていて、5年に1回マイナス、5年に3回高値更新
    広木 真ん中、上りもしないし下がりもしない。

アメリカ株魅力は


    広木 歴史的に理屈で説明できる点が多い。
    川田 対数でみたら1928年から見ると100倍。企業の淘汰が激しい。残存者メリットがあるS&P500。年寄りは理解できないことなので若者こそ理解するべき。
    川田 国際分散投資は必要ない。だいたい似たような動きして、S&P500に負ける。S&P500はエリートクラブ。今日帰って注文するのはS&P500
    岡崎 怖いところは成長進化しすぎる。高速取引に対抗するため指値。流動性が怖い

注目の投資


    岡崎 フィンテックについて楽屋で話していたが、まだ一合目だ。PayPal、レンディングクラブとか。垣根を破っていくのがすごい。破れつつあるのが銀行だ。
    岡崎 原油に関してはカナリアのキャタピラーが崩れなければ大丈夫(今のところ崩れていないで回復傾向)。
    広木 日本は言葉が先行している。マネックスはフィンテックの第一号。行き着く先はマネー。紙幣がなくなってくる。カードとポイントがお金に変わる。10-20年先でも出てくるのはアメリカだろう。
    川田 シリコンバレー見てきたが、日本は銀行や政府がコントロールしているが、アメリカは変えてやろうとする人間がいる。本気で変えようとしている。日本では出てこないだろう。いいなという時は七、八合目になっている。
    川田 バリュー株式、グロース株式、S&P500を比較すると、50年だとバリュー株式がいいが10年だとグロース株式がいい。日本人は継続できないのだからS&P500で塩漬けしといたほうがいい。

アメリカ株で気をつけるべきこと、お勧めの書籍等


    岡崎 ベンバーナンキーの回顧録。セントルイス連銀のHPのデータ。若い人はデータを自分で取ってきて作るべき。後はアトランタ連銀のHP(現状の景気の様子がわかる)。ヤフーファイナンスはよくできている。日本は使えない。
    岡崎 フィンテックに関しては企業を検索していったほうがいい。多分近いうちにETFになる。
    鈴木 政治的な面は?
    岡崎 パナマ文章が問題。5月までわからない。キャメロン、習近平は色々とありそう。アメリカは一般市民がそんなもんと思ってるので出てもびくともしない。大統領選に関してトランプはリーマンショックが生み出された。安倍政権もそう。
    川田 株をやるのは自分の資産を少しでも増やしたいということ。僕程度の人間ではこれから10倍になる企業はわからない。どうしていいかでインデックスになった。若い人に関して、日本は恵まれているんだからS&P500を買いつつ、会社の偉い人にゴマをすればいい。年寄りはアメリカ株買って売るな。
    広木 ウォール街のランダムウォーカーの最後に投資はダンジョンの道に似ていると書かれている。個人投資家は売買せず、ただインデックスファンドを持っていればいい。訳者の井手さんが10版のあとがきでインデックスを上回る投資法があると書いていたが、11版で消えた。結論はインデックス。わくわくするのを当てるのは難しいのでアメリカ株をインデックスかうのが結論。

最後はきれいにまとまりましたw

川田さんと岡崎さんの話は面白かったですねぇ。川田さんのデータは非常に説得力がありましたし、岡崎さんのフィンテックの話はもっと聞きたいなと思いましたね。ただ、会場の年齢層を考えるとそこまで長く話せなかったんでしょうけど。

川田さんは分散投資否定派で、Vangaurdとウィズダムツリーの担当者とも面識はあるけどS&P500でいいよ的なこともいってましたね。中々のキャラだと思いました。そんな川田さんが上げてて印象に残ったのは以下の4点です。

  • 因果応報と循環論
  • 果報は寝て待て
  • バロンズ拾い読みを手元に楽観主義でシンプルに
  • いいとこどりの投資術 居心地最高の日本から投資家優遇最高の米国に。

バロンズ読んでる人の平均は五億とも言ってましたね。無論、『バロンズ拾い読み』の編集しているからでしょうが、一度よんでみたいなと思わせるものでした。

こういうセミナーで話聞くのもたまにはいいかと思いましたね。今後も面白そうなセミナーがあったら行ってみようと思います。
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2 Comments

yazirobe777 says..."No title"
こんばんは

確かに東京駅は迷路のような気がします。
地下鉄も首都圏に慣れていないと難易度が高いと思います。個人的にはこのようなイベントは興味がありますが、首都圏とは遠い所に住んでいるので残念です。

ウィズダムツリーは日本での知名度は低いと思いますが、日本人は毎月分配や配当には弱いのでその辺をプッシュすればいいかも知れません。
(バンガードは日本に本気になる気がしませんし・・・)

もし作るなら

日本優待株インデックス(毎月分配型)ETFなんぞ作れば
ヒット間違いなし
(もちろん冗談です・・・)
2016.04.11 18:03 | URL | #- [edit]
garboflash says..."No title"
yazirobe777さん。こんばんは。

ウィズダムツリーは高配当の新興国、日本、欧州、アメリカを推奨していましたね。自作のポートフォリオで配当4%的なこと言ってました。

日本優待株インデックス作るならPFFみたいな優先株ETFならばヒットしそうな気がします。日本は優先株がそんなにないかもしれませんが・・
2016.04.13 00:37 | URL | #- [edit]

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