米国株式・ETFセミナーで話題になっていたフィンテック関連の国内、米国の銘柄を調べてみた
フィンテックとはファイナンス(金融)とテクノロジー(技術)をかけあわせた造語ですが、ITを活用してお金に関する技術・サービスを発展させていこうという潮流が最近話題となりつつあります。4/9(日)の米国株式・ETFセミナーでも注目の分野ということで話題になっておりました。
セミナー記事:2016年 米国投資のはじめ方 米国株式・ETFセミナーに行ってきました
昨日のセミナーではフィンテックに関してはまだ一合目でこれから更に進んでいくだろうという話でしたね。いずれは既存の紙幣に取って代わり、銀行業務等はかなり厳しいことになるという話になっていました。その話を聞いていてビットコインは進み過ぎていたのかもしれませんね。
さて、そんなフィンテック関連に関して米国株や国内株でどういう企業があるのか調べてみました。まずは米国株。
フィンテック関連米国株直近半年
- ペイパル(PYPL)
- ファーストデータ(FDC)
- レンディンググラフ(LC)
上記3社は上場したばかりの会社もあるので期間半年でS&P500と比較してみました。

ペイパルはS&P500を上回っていますが、世界eコマース取引総額の28%を占めているという話のファーストデータやP2Pレンディングの大手企業のレンディンググラフは直近では冴えないですね。
アメリカでもまだこの分野に資金が流入しているというわけではなさそうですが、ペイパルに関しては日本にも進出してきていてこの分野の先駆け的な感じにはなりつつある印象です。
では、国内株式ではどんな企業があるのか?
フィンテック関連日本株
選べば福銀で九州地方と一部周辺でお馴染「ふくおかフィナンシャルグループ」は以下を開催したそうです。ということでフィンテックの影響を受けそうな銀行の比較対象として採用。
九州最大の金融グループが「フィンテック」コンテスト初開催
その他では、フィンテック系企業であるテックビューロと共同実験をスタートしたさくらインターネット。配下にベンチャーキャピタルを新設したり、複数枚のクレジットカードを1枚にまとめられる米国のcoinやモバイル決済のCoiney(コイニー)に投資したりしていて、セゾン投信の生みの親であるクレディセゾン、ひふみ投信の上位にも顔を出していたVOYAGE GROUPを採用しました。
- さくらインターネット(3778)
- クレディセゾン(8253)
- VOYAGE GROUP(3825)
- 福岡フィナンシャルグループ(8354)
上記4社とTOPIXを近1年で比較してみました。

昨年末からさくらインターネットが無茶苦茶上がってます。近2年で見るとVOYAGE GROUPもかなり上昇しています。こうしてみると日本ではフィンテック銘柄が結構買われる傾向があるんでしょうね。一方本業が金融の福銀やクレディセゾンはそれほど恩恵にあずかれていないように見えますね。
規制が多い日本よりもアメリカの方が色々とフィンテックが進みそうな気がしますが、株価の一部の銘柄を見る限り期待は大きそうです。今後人工知能と並ぶ発展性の高い注目分野だと個人的にも思いますので、関連書籍を読むなどして技術動向に目を見張らせたいと考えます。


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