バンガード大型、中型、小型株、バリュー株、グロース株ETF合計10本の経費率を改定!
昨日、Vanguardの債券ETF4本の経費率が改定されたことを記事にしましたが、Vangaurdから来るお知らせメールが更に翌日届いておりました。合計10本のETFと米国籍投資信託の経費率が改定されました。
関連記事:バンガード債券ETF4本の(BIV、BLV、BSV、BND)経費率改定。BNDは2年で0.04%コストダウン!
今回改定されました10本のETFは以下の通りです。
バンガード・スモールキャップETF(VB) 0.09%→0.08%
バンガード・米国スモールキャップ・グロースETF(VBK) 0.09%→0.08%
バンガード・米国スモールキャップ・バリューETF(VBR) 0.09%→0.08%
バンガード・米国ミッドキャップETF(VO) 0.09%→0.08%
バンガード・米国ミッドキャップ・バリューETF(VOE) 0.09%→0.08%
バンガード・米国ミッドキャップ・グロースETF(VOT) 0.09%→0.08%
バンガード・米国バリューETF(VTV) 0.09%→0.08%
バンガード・米国グロースETF (VUG) 0.09%→0.08%
バンガード・米国ラージキャップETF(VV) 0.09%→0.08%
バンガード・米国エクステンデッド・マーケットETF(VXF) 0.10%→0.09%
特徴としては小型株、中型株、大型株という3つに分類できますし、更にバリュー株とグロース株も経費率が下がっています。
個人的にはこの中だと小型株(VB)と小型株バリュー(VBR)に注目しておりますので、このETFが0.08%のコストで買えるわけですからアメリカはやっぱりすごいなぁと思うのです。
この1年米国も株価が上下に変動しましたが、小型株、中型株、大型株と区別すると差がどうなるのか?また、バリュー株とグロース株どちらが優勢であったかについて確認してみました。
米国大型株、米国中型株、米国小型株 近1年
以下の大型株、中型株、小型株で比較してみました。
- バンガード・スモールキャップETF(VB)
- バンガード・米国ミッドキャップETF(VO)
- バンガード・米国ラージキャップETF(VV)

比較用にS&P500(桃)を追加しましたが、中型株、小型株は大型株やS&P500に対してここ1年はパフォーマンスが劣っています。特に下落するときはこの2つは大きく下がっています。
中型株と小型株って、大型株と中型株ほど差がないのは意外でした。
では、次に近1年のバリュー株とグロース株を比較してみました。
米国バリュー株vs米国グロース株 近1年
以下のETFで比較してみました。
- バンガード・米国バリューETF(VTV)
- バンガード・米国グロースETF (VUG)

傾向としては昨年まではグロース株(緑)がバリュー株(赤)を上回っていたものの、今年に入ってそれが逆転している感がありますね。
ForbesあたりでFANGが衰退するという記事を昨年末以来、ちらちら見るようになったのですが、グロース株のパフォーマンスが今年い入ってよろしくないのは、その通りになりつつあるということですかね?
とはいえ米国のグロース株とバリュー株は期間によって優位性が変わっているデータがありますので、今後も定期的に比較を行っていきたいと思います。


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