2年で500億近く補強に費やして、来期チャンピオンズリーグに出れないマンUの株価はどうなっているのか?
欧州のサッカーもリーグ戦が終了し、優勝チームと降格チームが決まっております。
やはり一番のサプライズはイングランド、プレミアリーグのレスター・シティの優勝でしょうか。オッズメーカーが損するレベルの配当のチームが優勝しましたし。
岡崎がオフに移籍しましたが、正直降格争いするチームに移籍して大丈夫?と思っておりました。しかし、あれよあれよと逃げ切ってしまいました。
さて、そんなプレミアリーグですが放映権料は他リーグを圧倒しており、最下位から優勝チームまで分配される放映権料が高額な移籍金につながっております。
当然リーグの中には資金力が大きいチームが存在するわけでかつてはビッグ4と呼ばれておりましたし、実際に6チーム程度は優勝を争うと思われておりました。
しかし、オイルマネー資金力が豊富なチェルシーは監督が解任されるレベルで低迷し、同じくオイルマネーのマンチェスターシティもぎりぎり4位でチャンピオンズリーグ出場が決まる程度。
通常その金満2チームがこけても他が優勝するものですが、ここ2年で500億近く補強費を使ったもう一つの金満チームマンチェスター・ユナイテッドもチャンピオンズリーグ出場できない5位という結果に終わりました。
一応カップ戦(FA杯)ではかろうじて優勝しましたが、リーグ戦では昨年から交代するという結果に。チャンピオンズリーグの莫大な収入をまた逃してしまうわけですからまた監督のクビが飛びそうな状況です。
さて、チームの収益に大きな影響を与えそうなチャンピオンズリーグの出場権ですが、このチームアメリカ市場に上場しておりまして、昨年の今の時期も株価を調べました。
昨年の記事:欧州主要リーグのリーグ戦終了。CL出場権獲得のマンUの株価はどうなっているのか?
かつてセリエAのチームやドルトムントは上場した後の成績低迷で経営危機に陥ったことがあります。現状のマンUの株価はどうなっているのでしょうか?
近1年のマンUの株価

近1年で見ておりますが、チャンピオンズリーグ出場が怪しくなった年始以来下がっていたのにどういうわけかここにきて上昇傾向のようです。
一応監督がファン・ハールからモウリーニョに変わるかもというニュース(BBCが報道しているので信憑性は高めですが)で上がっているのでしょうか?
これを上場以来の株価で見てみますと・・
上場以来のマンUの株価

上場時よりも株価上がっているんですねぇ。この間チャンピオンズリーグの出場を逃すこと2度。チームの収益からは明らかに優勝していた数年前からマイナスになっていると思われますが。
よっぽど本業以外で稼いでいるんですかねぇ?
ちなみに私が海外サッカーを見るようになったのは15年前くらいですが、その際現在欧州最強クラスのバルセロナは暗黒時代といっていい状態でした。その時の監督が現マンUのファン・ハール。直後の2002年のワールド杯予選でも大黒柱だったベルカンプが代表引退した後も、得点王経験者が前線に揃っていたオランダ代表を予選敗退させており今でも余りいい印象がありません。
その後他チームで実績をあげてはいますが2年やって成績が後退しているわけですからクビになる可能性が高いです。
しかし、後任がモウリーニョだとするとこの人も癖が強いだけにどうなりますかね。チームは就任後成績が上がりますが、その後一気に成績が低迷してしまう劇薬でもあります。
モウリーニョ就任となりますと補強費が天文学的に増えそうですがどうなりますかね・・


フォローする Follow @garboflash
更新情報を受け取る

- 関連記事
-
- フランスの強豪オリンピック・リヨンを運営するOLグループ(OLG)に投資しました
- 初めての個別株投資として、ボルシア・ドルトムント(BVB)に投資しました。
- 2年で500億近く補強に費やして、来期チャンピオンズリーグに出れないマンUの株価はどうなっているのか?
- ヤフーファイナンスが米国株式に対応したので使ってみた
- 続・皮膚科用の薬を販売している会社を調べてみた