バンガード米国増配株式ETF(VIG)の経費率がとうとう0.1%を切った
米国時間2016年5月25日付で、下記のバンガードの米国籍ETF(計1本)の経費率が改定されました。
今回の改定は、スケールメリットを活用してファンド運用コストを低減し、投資家の利益を優先するという、バンガードの継続的な取り組みの一環として実施されたものです。
というわけで先月に引き続きましてVanguardのETFの経費率の改定が行われました。
バンガードETF経費率値下げ関連記事
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今回値下げになりましたのは「バンガード米国増配株式ETF(VIG)」。そう私のNISA枠内の株式投資の主軸となっているETFの一つです。
これが経費率0.10%から0.09%へと0.1%を切るということになりました。
不思議なのは大手ネット証券で同時期に取り扱い開始になった「バンガード米国高配当株式(VYM)」は今年の2月にひと足早く0.09%にコストダウンしていました。
関連記事:Vanguard VYM、BNDX、VXUSの経費率値下げ
同時期上げないのか?1つのETFだけ何故ぽつんとコストを下げるのか?と不思議に思う点はありますが。
ETF純資産残高が関係してるのかなと思ったのですが、VYMが$13.44 でVIGが$20.63(単位10億)ですので、VIGの方が先にコストダウンしていてもおかしくないんですけどね。
とはいえ、NISA投資で使っておりますので非常に喜ばしいことです。
何故VIGをNISA内で投資をしているかというと・・

直近9年の米国増配株VIG(青)、米国高配当株(赤)、S&P500(緑)ですが、VIGのリーマンショック時の落ち込みが他2つと比較して小さいですし、リーマンショックを経て現在に至るまでS&P500に買っております。
更に長きにわたって連続増配を続けている企業が選別されたETFですので、これからも成長の余地があるともいえます。
ディフェンシブ的に生活必需品セクターの比率も高めですし、NISAにはもってこいだと思って投資をしております。
増配株関連記事:日本でも購入できるようにしてほしい。Vanguardが米国外高配当系株 ETF を公開
米国外増配株もSBI証券で買えるようなればポートフォリオに組み入れたいですね。
年明けからのS&P500との比較

特に年明けからS&P500に対してパフォーマンスで大きく上回っています。
米国高配当系のETFは今年に入って特に好調という特徴もいえます。
期間によってはS&P500を下回っていることがありますが、ボラティリティは基本的にS&P500よりも低めで長期投資向きだと思います。
NISA枠で投資のタイミングを来週から計ろうとしているのですが、ダウの調子はここ2週間ぐらい悪くないので中々難しいなと思っている状況です。


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