「炭鉱のカナリア」の金利を注視せよ。金利を見れば投資はうまくいくを読んで
2月に株価が世界的に下がっていたもののその後は回復傾向であり、アメリカは6月に利上げするのではないかという話題もちらほら見かけるようになってきました。
また、日本はマイナス金利を導入した際も「金利」とはという感じでニュースで話題になっていましたし、大半の人は銀行通帳を持っているでしょうから、預金の金利ということで金利が関係すると思います。
まぁ、私のようにマイナス金利の影響を受けている人間もいます。
【悲報】マイナス金利の影響を財形貯蓄が受ける
そんな金利ですが、まぁ、金利の動きを投資に役立てれないかなという考えを以前から漠然と思ってたんですが、ちょうど以下の本を見つけましたのでAmazonでポチりました。
景気減速(秋)→金融緩和(冬)→景気回復(春)→金融引き締め(夏)の基本事項を説明した後、
現状確認方法や季節にあった商品選びについて説明しています。
特に重要な項目を抜粋すると以下の6つだと思いました
- 米国経済には、信用サイクル(約10年)、金融サイクル(約5年)等が見られる。
- 米国景気の先行指標として先ず動くのは長期金利である。 そして長短金利差の変化を見ることで、景気を春・夏・秋・冬の季節に分類することが出来る。
- 長短金利差がマイナスになったら冬接近。夏の終わりに短期金利が長期金利を上回る「逆転状態」。
- 信用サイクル(10年)の一番悪い時に、金融政策サイクル(5年)と在庫サイクル(2.5年)が重なると、世界を巻き込む危機が起こる。
- リスクオフ局面とレバレッジ局面は、株価の動向は似ているが、社債スプレッドは対照的な動きを見せる。
- 米国の利上げ基本的に円安ドル高になる。ただし1年程度の時間差がある。
特に一番最後の円安ドル高の時間差ですね。もっともこれはアメリカと新興国経済も時間差があると書いてあります。
米国の利上げが年内に少なくとも1回は行われそうですが、その影響かどうかはわかりませんが、2015年12月の利上げの1年後にまた円安になってたりするのですかねぇ?
消費税増税の見送りのせいか円安側に振れてきておりますが・・
金融政策サイクルのどの季節か見極める方法は投資に役立ちそう
現状の金融政策の季節(金利政策、米ドル、長短金利差)と信用サイクル(2年のスワップスプレッド、BBB格付け10年社債スプレッド、基準を厳格化した銀行の割合、デフォルト率、企業借入)の局面を確認し、景気への反応順のセクター別に投資するのに役立つように説明されていました。
景気に鈍感なセクターとして公益株が上がっていて、景気回復終盤が素材株と書かれていました。だいたいそれ以外が景気回復初め~中盤と書かれていました。
ただ、生活必需品セクターやヘルスケアセクターってどこに入るのだろう?とは思いました。特に前者は景気に鈍感に入りそうな気もしますが。
景気の現状が書かれてあればよかったのですが、その点は判断に迷うという感じで書かれてましたね。個人的にはある程度断定的に書いてもいいのではないかと思いました。


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