ひとくふう日本株式ファンドが販売開始して3カ月以上経過。ひと工夫した効果があるのか確認してみた
大和住銀投信投資顧問の「ひとくふう日本株式ファンド」は、「JPX日経インデックス400の構成銘柄を投資対象とし、価格変動リスクを相対的に抑えることを目指して組入銘柄数とウェイトを決定する」運用を行う、日本株式アクティブファンドです。2016年3月4日に設定されました。
ちょうど設定開始から3か月が経過しました。日本株はドル円の為替の影響をもろに受けて上下に変動しております。
「ひとくふう」したファンドは果たしてやひふみ投信等と比較してパフォーマンスはどうなのか?気になったので調べてみました。
なお販売開始1カ月時点の結果は以下の通りです。
ひと工夫した効果はあるのか?ひとくふう日本株式ファンドを確認してみた
今回は過去3カ月のパフォーマンスを以下の2条件で調べてみました。
①TOPIX、日経平均、JASDAQ
②ひふみプラス、結い2101、 コモンズ 30ファンド
TOPIX、日経平均、JASDAQとひとくふう日本株式ファンド

まず1番目の条件であるTOPIX、日経平均、JASDAQと比較してみました。
ひとくふう日本株式ファンドはTOPIXや日経平均に関してはほとんどの期間でアウトパフォームしておりますが、最近過熱気味という記事も見かけますJASDAQには負けております。
ひと工夫してるんだからJASDAQにもう少し近いパフォーマンスを上げれないものか?と突っ込みたくなる気持ちもあります。
次に2番目の条件である、独立系投信のファンドと比較してみました。
ひふみプラス、結い2101、 コモンズ 30ファンドとひとくふう日本株式ファンド

パフォーマンス結果は赤:ひふみ>緑:結い>青:ひとくふう>黄:コモンズ>黒:TOPIXという結果になりました。
コモンズ30ファンドほとんどTOPIXと変わんないですね。
ひふみプラスは小型株を多く組み入れていて好調なんだというのがわかります。また、鎌倉投信の結いは価格変動がもっとも小さく、リスクを抑えた特徴がよくあらわれていると思います。
それに対してひとくふうは、コスト面の優位はあるもののパフォーマンスを見ると特に強調できる点は他の2つのファンドに経強いてないかなと。
純資産高の伸びは鈍い
1カ月経過時点で純資産高が5000万超えていませんでしたが、現時点で7800万円。伸びが明らかに鈍いですよね。
日本株式の調子がここ数カ月冴えないのもあるのでしょうけど、このスタート失敗を見ますと今後の展望が余りよろしくないように思えますが・・
半年後もどうなっているか確認してみようと思います。


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